2022年 8月 7日放送

第47話 「狩崎の反乱、変身の代償」

脚本: 木下半太

監督: 上堀内佳寿也

ギフを倒し、平穏な日々が戻った。

これ以上、一輝の記憶も失われることはない…
バイスも安心して日常を送っていた。

だが、その時は突然訪れた。

花が謎の仮面ライダーに襲撃され、
オーバーデモンズで助けに入った玉置も蹂躙される。

たまらず変身しようとする一輝を制して、
バイスは1人で謎のライダーに戦いを挑む。

それが悲劇の始まりになろうとは知る由もなくーー。

見どころ

46話でヒロミが玉置に言った言葉
『誰だって守る側になりたい』
そして47話で花が言った言葉
『誰かを守りたい気持ちはみんな同じ』

玉置とラブコフをも戦場へと誘なう
脚本・木下さんの渾身の言葉が素敵でした。

総力戦の46話、圧巻でしたね。

一輝たちがギフから守ったものは、自由や平和ではありません。
それは、人間の尊厳です。
人間の内には必ず悪魔が潜んでいる、
つまり人間こそ悪魔であるということを認め、自制し、
種として生きながらえていく権利です。

一方で、ギフを倒すという決断は、とても重い。
三者三様ながらも自身の悪魔と共闘することで
ギフの提示した未来を否定した五十嵐三兄弟とその仲間たち。
彼らがこれから歩んでいく生き様そのものが、
人間が歩んでいくべき未来への道標でなくてはならないのですから。
いやはや責任重大です。

迎える47話。
早速ギフの言う通り、戦いは終わりません。
総力戦に1人参加していなかった男が、牙を剥きます。

これ以上の戦いは、家族の記憶の根幹を削っていく可能性が
ある中で、一輝はどう立ち向かうのでしょう。
戦いは終わらないが、その中でどう戦うか。どう着地させるか。
ギフ亡き世界で一輝が示す道を、その結末を、見守りたいと思います。

ということで、これまでお伝えできませんでしたが…
絶賛公開中の『劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア』は
46話と47話の間のエピソードということになります。

まだ未鑑賞の方は、このタイミングがベストですよ!
すでにご鑑賞いただいた皆様に関しましては…本当にありがとうございます。
ですが、是非!もう一度時系列を認識した上での鑑賞を!
(おそらく嵐のように過ぎ去っていったドンブラも、もう一度じっくり観るチャンスかと笑)

そして、劇場版ご鑑賞後はTTFCにご加入いただいて…
スピンオフ『Birth of Chimera』をお楽しみくださいませ!

さらにそのまま…『ジャンヌ&アギレラ ガールズ・オブ・リミックス』も
イッキミしちゃってください!
こちらは8月7日よりついに配信開始です!

そうそう、実は『仮面ライダーリバイス』、本編以外にもまだまだ待機作があります。
ラストスパートというか終わらないんじゃないかというくらいのラインナップです。
それもこれも、リバイスファンの皆様を喜ばせたいの
一心でキャスト・スタッフ頑張っておりますので、情報をお楽しみに〜!

でもみなさん、まずは47話と、劇場版!!
よろしくお願いいたします!

(文責・望月 卓)

第46話 あとがき

■ついに進化! これぞ真価! ヤツらの超変身!
46話いかがでしたでしょうか。オルテカの撃破、赤石の撃破、そしてついに成し遂げたギフの撃破! ヒーローたちの力が結集した夏の頂上戦。勝利の鍵を握ったのはリバイス第1話からここまで駆け抜けた彼らの進化であり真価でした。
まずは彼、玉置豪。

「顔がカタい! 笑え!」愛しの花様からの檄に最高のスマイルで応えた玉置。戦友・光から託されたベイルドライバーで、遂にオーバーデモンズへの変身を遂げました。

『劇場版仮面ライダーリバイス バトルファミリア』をご覧になった方は一足先に玉置の変身をご覧いただけたかと思います。彼が変身できた理由には、46話での光とのやりとり、そして、花からの叱咤激励があってこそだったのです。おめでとう玉置! 誰かを守りたい想いが、ヒーローの条件だ!
そしてもう一人。守りたい想いに目覚めたのが、さくらの悪魔であり相棒のラブコフ!
前話背中に現れた裂け目は、ケガではなく「脱皮」の前兆でした。(脱皮なのでキュートなフォルムは変わりません。ご安心を……。)

さくらとラブコフコンビの進化は、さくらの弱い分の象徴であるラブコフ自身の成長によってもたらされました。弱い部分を受け入れ、愛し、守ることで変身を遂げたさくらにとって、予想だにしない進化であったことは間違いなく。真実、エビリティライブと同じく当初の予定にはなかったパワーアップです。ここまでリバイスの物語を築いていく中で、キャストの皆さんの演技や関係の成熟から、ここで進化する! という結論のもとで膨らんでいく物語。これぞさくらが目指した「無敵(=インビンシブル)」の答えだと全員が確信して生まれたジャンヌの最強フォームです。

はいカッコいい!

最強カラテガール!まさに流星のごとき輝き!!
この無敵フォームに合わせて思案されたのがラブコフの進化をどう表すか。
結論は、「いっぱいしゃべる」。
さらに、巨匠・石田監督の発案。
「よし、河内弁だ」
……。

……ですよね!! 強そうですもんね!!! 
標準語で書かれた台本のセリフを強さと愛嬌たっぷりの河内弁で演じてくださった伊藤美来さん。
「やったるでー!」「ケガやないんやー!」
次々飛び出す方言女子っぷりにアフレコブースで一輝役の前田拳太郎さんが悶えていたとかいないとか(「可愛いなんてもんじゃないですby前田さん」)。
これからもインビンシブルに変身する度に河内弁が飛び出します。全国数千万人の伊藤さんファン、そしてラブコフファンの皆さん。ここにきてまたさらに高まりまくる魅惑の悪魔・ラブコフの魅力にさらにハマってください。
声で魅せると言えば、ギフの声を務めてくださった井上和彦さん。46話でオールアップとなりました!

ギフの声に関してはとにかく「ボス感」をということで様々な候補を検討する中、私の頭の中には「下等生物が」とイケボで評されるジニス様ボイスが駆け巡っておりました。お声かけしましたところ、その時丁度、スーパー戦隊と「縁」が出来ていたところでもありご快諾! 大変イケボなラスボスの誕生となりました。3話という短いご出演にはなりましたが、リバイスの豪華声優陣にさらなる華を添えてくださり、ありがとうございました!
さて、ギフの脅威が去り、平和が訪れた……かに見えているところ。次なる驚異の気配はまさかのあの男から……!?

理由は多く語りませんが、衝撃の47話を迎える前、劇場版リバイスを見るなら今がおススメです! ぜひ劇場に足を運んでいただければと思います。

リバイスを3組担当してくださった石田監督も、今回がラストでした。仮面ライダークウガの始まった世代に生まれたキャスト達が多く集っていたリバイス。監督との出会いはたくさんの憧れと学びと得難い経験をくださいました。心より感謝です。石田監督、ありがとうございました!!

(文責・近松 知佳)

■ムテキ挿入歌『Cherry-ish!』
ラブコフが「脱皮」でジャンヌがインビンシブルジャンヌにパワーアップ!最強カラテガールと河内弁のラブコフ。様々な意味でまさしく「無敵」でございました。今回は楽曲面でも「無敵」な挿入歌が登場しております!


井本さんと伊藤さんのお二人に歌っていただいた『Cherry-ish!』。ハイ、無敵でした。めちゃめちゃ可愛くてポップな楽曲ありがとうございます!この『Cherry-ish!』の作詞を手掛けたのは瀧尾沙さん。作曲をtatsuoさんがご担当してくださいました。ここでピンと来た方はリバイス通!

そうです、3話・4話に登場した超人気ガールズユニット「小悪魔ランデブー」の『You U Love U』を手掛けて下さったお二人なのです。今回もとっても素敵で無敵なガールズポップに仕上げていただき、ありがとうございました!そして、瀧尾沙さんとtatsuoの無敵タッグのお二人は、「ジャンヌ&アギレラ withガールズリミックス」の楽曲も手がけてくれております。振付はトナミシホさん改め松本寛也さん。「小悪魔ランデブー」以来の無敵トリオとなっておりますので、こちらもご注目ください。

『Riot in bloom』
夏木 花(浅倉 唯)
作詞:瀧尾沙
作曲:tatsuo
振付:松本寛也

9月21日にはリバイスのMUSICが全部詰まったCD-BOXが発売!
https://avex.jp/rider_sound/news/detail.php?id=1101158

井本さん本人の提案で、MV撮影企画が進行中?!
続報をお待ちください!
(余談ですが、こちらのラブコフTがレギュラー陣に大人気。)


▼8月3日配信開始
『Mirage Mirror』
五十嵐大二&カゲロウ(日向亘)
作詞:藤林聖子
作曲:Ryo

▼8月5日配信開始
『Cherry-ish!』
五十嵐さくら(井本彩花)& ラブコフ(CV:伊藤美来)
作詞:瀧尾沙
作曲:tatsuo


▼8月7日配信開始
『Riot in bloom』
夏木 花(浅倉 唯)
作詞:瀧尾沙
作曲:tatsuo

(文責・百瀬 龍介)