27話
酸いも甘いも焦がす程

ボーイミーツラキア編が終わりまして、次回は不調な絆斗にスポットが当たっていきます。
企画段階より、2人めのライダーは「変身者ーーマッドな博士」という構造ありきで進められていました。師匠の塩谷さんがいましたが、登場時に退場は決まっていたのです。
「ウィンウィンだと思うけど」なんて初期に酸賀も言っていたとおり、うさんくさい…と完全に心を許していないが、研究室に出入りする……このあたり、絆斗のこれまでの生き方、仕事と関係しているのかもしれません。

シリアスな絆斗をがっちり撮るのは何気にはじめて…？な杉原メイン監督。
インタビューで、日野くんにオーディションで会った時、「こいつは俺だ、と思った」「すごく好きになっちゃった」という記述もありました。
監督の愛情たくさんの演出にもご注目ください。

そして酸賀さん…。演じているのはスーツアクターもやっていたことがあるという浅沼さん。特撮ジャンルには並々ならぬ愛情があって、今回の「役者」としての出演も引き受けてくださいました。
頼りになるので、グラニュート絡みの説明等、がっつりお願いしておりました。一つのセリフの中で、様々な表情を見せる……お見事ですよね。

酸賀は、当初から全てが決まっていたわけではないので……撮影のたびにさりげなく変身願望をアピールしていらっしゃいましたが…。
次回いよいよ！
待つのが2週間になってしまいますが、皆様、これまでの「ガヴ」を見つつ、楽しみにお待ちください。

（文責：武部直美）