DICTIONARY

用語辞典

らうずかーど 【 ラウズカード 】

アンデッドが封印されたカード。

もともとは古代のバトルファイトで敗れたアンデッドたちが、封印の黒い石版「モノリス」によって封じられたもの。中央には封じられたアンデッドの絵があり、左脇にアンデッドが属するスートとカテゴリー、能力、さらにカードを読み取るバーコードのような模様が記されている。

ラウズカードをもとに誕生したというトランプと同様、カードはスペード、ダイヤ、ハート、クラブのスートに分かれたA~Kまでの13枚ずつ計52枚に、いずれにも属さないジョーカーを加えた計53枚をベースに、封印用のカードや特殊な効果を持つイレギュラーなカードなど、その種類はさまざま。

現代のチベットで発見された際、ラウズカードはボードストーンに内包されていたが、回収した人類基盤史研究所、通称「BOARD(ボード)」がボートストーンから取り出し、のちに広瀬義人によってアンデッドが開放されてしまった。このアンデッドを封印するために開発されたライダーシステムは、ラウズカードからアンデッドの力を引き出して利用する仕組みで、カテゴリーA仮面ライダーへの変身に用いられる。ほかのカテゴリーのカードも各武器に備わったスラッシュ・リーダーにラウズしてパンチやキックの強化、属性付与などに用いられ、複数のカードの組み合わせでのカードコンボによる必殺技の発動にも使われる。

アンデッドを封印する際のカードには、スートとカテゴリーが記されたプロパーブランクと、スートを問わぬワイルドのマークのみが記されたコモンブランクがあり、プロパーブランクにアンデッドが封じられるとプライムベスタ、コモンブランクにアンデッドが封じられるとワイルドベスタとなる。

また、特定の条件によって新たなカードが誕生することもあり、ハートのカードが13枚揃った際にはワイルドカードが誕生。『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』では、4枚のカテゴリーKのカードからバニティのカードが誕生した。

なお、人間の手で生み出されたカードもラウズカードと呼ばれ、TVシリーズでは天王路博史、『劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE』では新世代ライダーの3人が使用したチェンジケルベロスや、同じく新世代ライダーが必殺技を放つ際に使うマイティグラビティ、マイティインパクト、マイティレイのカードなどがある。