用語辞典
- あそびごころ 【 遊び心 】
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絶対必要なものではないが、楽しめるような要素などを付け足したりすること。または心に余裕を持って楽しむさま。
時の扉を通って1986年に飛んだ名護啓介は、過去を変えるため紅音也からイクサナックルを奪おうとする。しかし、びっくりバイオリンケースで返り討ちにされた上に心に余裕がなく遊び心もないと指摘されてしまう。
この言葉は名護に大きな影響を与え、過去を変え現代に戻った名護は、シケーダファンガイアとの戦闘でファイナルライジングブラストを放ったあと、その反動を利用して壁を蹴りトドメのキックを放つ遊び心を見せている。[#28]
そしてこれ以降、少しずつではあるが、傲慢なほどプライドが高かった名護の言動にも少しずつ変化が見られるようになった。
- おしょくじどころいのうえ 【 お食事処井上 】
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街の定食屋。
運気が最悪ゾーンに突入している野上幸太郎が、この店の前で水撒きの水を全身に浴びてしまった。[#EPISODE BLUE]
- かんみどころたちばな 【 甘味処 たちばな 】
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東京の柴又にある甘味処で、きびだんごが名物。地域住民の憩いの場として賑わっており、サービスとして提供されるお茶も好評。
経営者は立花勢地郎。
その実、人を襲い喰らう怪物、魔化魍(まかもう)と戦う組織「猛士(たけし)」の関東支部拠点であり、地下には研究施設や鬼たちが使用する装備の保管庫、司令室となる「猛士の間」などを設けている。
- くまごろう 【 くまごろう 】
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デネブがキンタロスのことを間違って呼んだ名前。
「寝ているあいだに桜井侑斗とデネブに連れ去られた」と野上良太郎が語ったことを受け、デネブはデンライナーで事情を尋ねられる。しかしこのときのデネブはなんのことかまったくわからず、疑われている理由は自分の至らなさだと嘆いた。そんなデネブをキンタロスが慰めたのだが、本人はなぜか「ありがとう、くまごろう」と盛大に名前を間違え「一文字しかあってない」と返されてしまった。[#25]
- ごきころり 【 ゴキコロリ 】
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黒木と井川が路上販売していた殺虫剤。
実際には効き目はなくただの詐欺商品だったが、ゴキブリを使った「細菌計画」を目論んでいたショッカーによって、黒木たちが目をつけられる要因となってしまった。[#55]
- こころだけはつよくきたえておかないとじぶんにまけちゃうじゃないか 【 心だけは強く鍛えておかないと、自分に負けちゃうじゃないか 】
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人生の中で何度も傷つくことがあるからこそ、心を強くしておかないと自分を信じられなくなってしまう、という教訓を込めてヒビキが安達明日夢に語った言葉。[#29]
- こころのよわさ 【 心の弱さ 】
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他者の言動にすぐ傷ついたり、失敗を受け止められず責任を他者になすりつけたりと、さまざまな精神面のもろさ。
生真面目だがプライドが高く偏った考え方をする名護啓介に対し、嶋護は彼の心の弱さを指摘し、仮面ライダーライジングイクサの装着者にはできないと言い放つ。その後、糸矢僚に奪われたイクサナックルを取り返した際、素直に自分の失敗を認めて謝る名護を嶋は許したが、その言葉を聞きながら名護は不敵な笑みを浮かべており、根本的な弱さはまだ改善されていなかった。
また、襟立健吾も心の弱さからファンガイア戦での傷がきっかけでギターを弾けなくなったことや名護に拒絶されたことから暴力的になり、紅渡に何度も辛く当たるなどしてしまう。しかし彼はスワローテイルファンガイアとの敗北や嶋の自身への辛辣な評価を聞いたことをきっかけに考えを改め、渡に非礼を謝り、再び友人関係を結んでいる。
- ころ 【 コロ 】
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戸山秀二やゆりかご公園に通っていたころのレージがかわいがっていた子犬。しかし事故で亡くなってしまい、このことがきっかけでレージは公園に通わなくなってしまう。
しかし、オウルイマジンを追って過去に飛んだとき、リュウタロスの活躍で一命を取り留めた。[#14]
- じぶんのなかのおにをころす 【 自分の中の鬼を殺す 】
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鬼になることがどういうことなのか悩む天美あきらに、ザンキが投げかけた言葉。
魔化魍(まかもう)への憎しみを持ち続けるだけでは、「猛士(たけし)」の鬼としてふさわしくないという思いが込められている。
ノツゴへの憎しみを糧に戦う師匠、シュキへの思いが、この言葉を生み出したのかもしれない。[#36]
- しょうきんはいつものところにきふしてください 【 「賞金はいつものところに寄付してください」 】
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名護啓介が賞金首を警官に引き渡し、去っていくときに告げた言葉。
この言葉に紅渡は感銘を受け、名護に心酔するようになった。
- じんるいみなごろしさくせん 【 人類皆殺し作戦 】
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ショッカーが企てた作戦のひとつ。
ギルガラスの吐くデッドマンガスを浴びせて、人間同士を襲わせて人類を滅亡させようとした。[#52]
- てんくうまごころにぎり 【 天空真心握り 】
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まごころ寿司の寿司職人・魚住範雄による秘伝の握り。
両の眼をカッと見開くと同時にネタを勢いよく撥ね上げ、小気味よい音を鳴らしながら握るのが特徴。
また、一般に知られる本手返し等の握り方を大きく上回る手数を必要とする。
- てんどうごろく 【 天道語録 】
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天道総司がしばしば口にする格言の数々。
そのほとんどが彼を育てた祖母の言葉の引用で、その場合は「おばあちゃんが言っていた」から始まる。
同じく祖母の影響が強い天道樹花が引用することもある。
劇中で語っていた主な天道語録は以下の通り。
「天の道を征き、すべてを司る男……俺の名は天道総司」[#01]
「俺が望みさえすれば、運命は絶えず、俺に味方する」[#01]
「世界は自分を中心に回っている。そう思った方が楽しいってな」[#03]
「人は人を愛すると弱くなる。けど、恥ずかしがることはない。それは本当の弱さじゃないからってな。弱さを知ってる人間だけが、本当に強くなれるんだ」[#04]
「花は全ての女性を輝かせる。俺も同感だ」[#05]
「二兎を追う者は二兎とも取れ」[#07]
「汝、天の道を征き、総てを司るべし」[#08]
「病はメシから。食べるという字は、人が良くなると書くってな」[#09]
「友情とは友の心が青臭いと書くってな。青臭いなら青臭いで、それを本気でぶつけなければ意味がない!」[#10]
「食事は一期一会。毎回毎回を大事にしろって」[#11]
「すべての女性は等しく美しいと」[#12]
「男がやってはいけないことが二つある。女の子を泣かせることと、食べ物を粗末にすることだ」[#13]
「本当の名店は看板さえ出してないって」[#14]
「戦いはヘソでするものだってな。ヘソに気合を入れろ!」[#15]
「仕事は納豆のように粘り強くするものだとな」[#16]
「悪魔のささやきは時として天使の声に聞こえるってな」[#16]
「未熟な果物はすっぱい。未熟者ほどケンカをするってな」[#17]
「食事の時間には天使が降りてくる。そういう神聖な時間だってな」[#18]
「子供は宝物。この世でもっとも罪深いのは、その宝物を傷つけるものだってな!」[#18]
「人の物を盗む奴は、もっと大事な物をなくすってな」[#19]
「男はクールであるべき。沸騰したお湯は、蒸発するだけだ」[#20]
「本物を知るものは、偽物にはだまされないってな」[#21]
「誰にもわからないように隠し味をつけるのは楽しい。だが、それを見せつけるのはもっと楽しいってな」[#22]
「美味しい物を食べるのは楽しいが、一番楽しいのはそれを待っている間だってな」[#23]
「美味しい料理とは粋なもの。さりげなく、気が利いていなければならない」[#24]
「どんな調味料にも、食材にも、勝るものがある。それは料理を作る人の愛情だってな」[#24]
「この世にまずい飯屋と、悪の栄えたためしはない」[#25]
「強さにゴールはない。俺はさらに強くなる。いつまでも、どこまでもな」[#27]
「手の込んだ料理ほどまずい物。どんなに真実を隠そうとしても、隠しきれるもんじゃないってな」[#28]
「刃物を握る手で人を幸せにできるのは、料理人だけだと」[#29]
「自分に溺れる者は、いずれ闇に落ちる。この勝負、俺の勝ちだ」[#30]
「たとえ世界を敵に回しても守るべきものがある」[#32]
「料理の味を決めるのは下準備と手際の良さ。戦闘も同じだ」[#33]
「人生とはゴールを目指す遠い道。重い荷物は捨て、手ぶらで歩いたほうが楽しい」[#35]
「俺の進化は光よりはやい。全宇宙の何者にも俺の進化にはついて来れない」[#37]
「子供の願い事は未来の現実。それを夢と笑う大人はもはや人間ではない、お前は教育者の風上にも置けない奴だ」[#38]
「絆とは決して断ち切ることのできない深いつながり。たとえ離れていても、心と心はつながっている」[#38]
「人の道を歩むのは人の道。その道を開くのは天の道」[#41]
「俺は世界の中心。ならば、世界は俺が作ってやる」[#43]
「本当に美味しい料理は、食べた者の人生まで変える」[#47]
「太陽が素晴らしいのは、塵さえも輝かせることだ」[#47]
「正義とは俺自身。俺が正義だ」[#48]
「世の中で覚えておかなければならない名前はただひとつ。天の道を往き、総てを司る男。天道総司」[#49]
「一度しか言わないぞ。同じ道を往くのは、ただの仲間に過ぎない。別々の道をともにたって往けるのは……友達だ」[#49]
「強気を助け、弱気をくじけって。強い者だけが生き残ればいいんだ」[#劇場版]
「ちゃぶ台をひっくり返していいのは、よほどメシが不味かった時だけだ」[#劇場版]
「人のマネをするのも悪くない。本当の自分を見つけるためにはってな」[#ハイパーバトルDVD]
- とうきょうとみなごろしさくせん 【 東京都皆殺し作戦 】
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秘密結社「デストロン」による作戦のひとつ。
結城丈二を捕らえたのちに結城と瓜二つの顔を持つ人間に擬態できるシーラカンスキッドを利用して風見志郎の打倒、および少年仮面ライダー隊(V3)の壊滅を狙った。成功後は東京都の人々すべての命を奪い、その罪は結城に着せる予定だった。[#48]
- ひとがひとをころしてはならない 【 人が人を殺してはならない 】
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謎の青年が、ハイドロゾアロード ヒドロゾア・イグニオの口を借りる形で放った言葉。
間接的ではあるが、初めてアンノウンが言葉を発したケースとなり、その場にいた氷川誠や北條透らはその言葉の意味について、大きく困惑することとなった。
- ひとのこころがわかっちゃうこんぴゅーたー 【 人の心がわかっちゃうコンピューター 】
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人の心を読み取るコンピューター。
天才少女の岸田友子が、防犯などに役立つと考えて開発に取り組んでいた。
「クライシス帝国」は、このコンピューターの完成を警戒し、友子を拉致しようと企む。[#08]
- ぶたのいいところまるごとにこみ 【 豚のいいところ まるごと煮込み 】
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とろみをつけた豚の煮込み肉に、青梗菜と思しき野菜などを合わせた中華料理。
劇中では対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」の加賀美陸が重要なパーティーの料理人を選ぶ試食会に登場したが、陸の評価は15点だった。[#29]
- まごころずし 【 まごころ寿司 】
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寿司職人・魚住範雄が店主を務める老舗の寿司屋。
お客への「まごころ」を何よりも大切にする店であり、魚住の寿司に対する溢れる「情熱とこだわり」から三ツ星の名店に選ばれた。
魚住は後継者問題に悩んでいたが、後にヒューマギアの一貫ニギローが弟子として派遣されることとなった。
- みりおんころっせお 【 ミリオンコロッセオ 】
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風都に存在した幻のカジノ。
一攫千金のチャンスがあると噂されており、園咲若菜のラジオのコーナー「風都ミステリーツアー」でもその話題が取り上げられていた。
ミリオンコロッセオに行くためには、通常運行のバスを装った「闇バス」に乗る必要がある。
その実態は加賀泰造=マネー・ドーパントが運営する危険なカジノであり、ギャンブルにはまった客は命を賭けた大勝負に挑んでは敗れ、マネー・ドーパントのライフコインに生命力を奪われていた。
- りょうりのこころえ 【 『料理の心得』 】
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20年前にじいやが唯一手掛けた料理の著作。
天道総司はバイブルとして肌見放さず持ち歩いており、彼がつくる料理の味がじいやのそれに似ている理由でもある。[#29]