DICTIONARY

用語辞典

まかもう 【 魔化魍 】

大自然に生じる異変から生まれる異形の怪物で、古来より「妖怪」や「もののけ」とも呼ばれてきた。

自然発生する個体のほか、童子、姫によって生み出される個体、洋館に住む男女によって改造された特殊な性質を持つ個体などがいる。

幼体である魔化魍に、童子と姫の捕獲した人々が餌として与えられ、次第に成長を遂げていく。

完全に成長を遂げると、自らの意志で人々を襲うようになる。

さまざまな種族に分かれているが、同じ種族でも出現する時期や環境によって体色などの外見に差異が見られる。それぞれは別個体と捉えられ、名前は「屋久島のツチグモ」、「奥多摩のヤマビコ」といったように出現した地域+種族名で記されることもある。

魔化魍は、たちの操る音撃武器が放つ清めの音でなければ鎮めることができず、その種類に応じてに有効な音撃武器も違っている。簡単に例を挙げるなら、運動能力の高いアグレッシブな個体に対しては接近戦用の「太鼓」、空を飛ぶ個体に対しては銃撃武器である「管」、外皮の硬い個体に対しては斬撃武器の「弦」といった感じだ。

また、夏になると出現する特殊な魔化魍も存在。等身大の人型で、能力自体はそれほど高くはないのだが、最初に生まれた「親」を軸に「子」へと分裂する特徴があり、総じて「夏の魔化魍」と呼ばれる。

有効な音撃武器が太鼓のみという特性も備えているため、管や弦を専門とする鬼たちも、夏場は太鼓の音撃武器を使用する。