DICTIONARY

用語辞典

おるふぇのく 【 オルフェノク 】

素質を備えた人間が命を落として覚醒する人類の進化形態。

普段は従来と同じ姿の人間体で生活し、必要に応じて人間とは異なる動植物の特性を備えたオルフェノクの姿へと変化できる。この姿では身体能力が大きく向上するほか、特性に応じた能力が使える。この形態でも会話は可能で、影に青白い人間体の姿が現れて言葉を発する。

その一方、人間体での能力は基本的に普通の人間とあまり変わらず、長田結花と海堂直也が寝込んでいたように風邪をひくなど病に冒されることもある。ただ、高層ビルから身投げした木場勇治が無傷だったように体は驚くほど頑丈。またラッキー・クローバーのメンバーである琢磨逸郎や影山冴子が見せていたように、完全に力をものにすれば人間体でもある程度はオルフェノクの力を使えるようになる。

ただし急激な進化に肉体が耐え切れず、オルフェノクに覚醒した者の寿命は人間に比べてかなり短いということが、研究の結果判明した。

オルフェノクの発生としては、事故などによる自然発生のほかにオルフェノクが意図的に人間をオルフェノク化する「使徒再生」があるが、「オリジナル」と呼ばれる自然発生したオルフェノクのほうが、使徒再生で誕生したオルフェノクよりも能力が高い傾向にある。また澤田亜希のようにわずかながら人為的に生み出されたオルフェノクもいた。いずれにせよオルフェノクへの覚醒には素質が必要なため、オルフェノクの数は人間に比べてそれほど多くはない。