■ミンナのオールアップ
最終回、いかがでしたでしょうか。それぞれがぞれぞれの心に従い、向き合い、支え合い、最後に心から笑う。飛電或人が1話から目指し続けてきたことが、物語のラストで結実しました。
ただ、まだ。
本当に笑わせたいひとりのために、或人はこれからも奮闘していきます。
すべてのシーンに詰まったキャスト・スタッフの想いを01秒たりとも目を離さずにご覧いただけたことと思います。最終組の撮影は7月下旬から8月頭までの梅雨明けの青空が眩しい時期に行われ、それぞれの場所で、キャストは一年間の集大成となるラストシーンを迎えました。
■アノ3人と最後のシンギュラリティ
レギュラーキャストの中で最も早いタイミングでオールアップしたのは飛電インテリジェンスの名物トリオ。福添准役の児嶋一哉さん、山下三造役の佐伯新さん、シェスタ役の成田愛純さん。3人そろってのオールアップとなりました。
最後は飛電インテリジェンスで起きた抗議デモを鎮圧するシーン。44話でシェスタが見せた土下座は、「世界一のナンバー2」として輝く福添副社長の姿を目にしたことでシンギュラリティに達したことがきっかけでした。
3人のオールアップあいさつはこちら
成田「一年間、すごい長かったようで短かったなあと思いました。この一年間は私にとって大事な時間だったなあと思います。本当にありがとうございました」
佐伯「一年間どうもありがとうございました! 毎回毎回撮影終わるごとにこうしたらよかったなあと思いながら、撮影に挑んでいたんですけれども、あっという間に一年間過ぎちゃいまして。いろいろ思うことあるんですけど。やっぱりコロナが悔しいなって。本当は終わってみんなと握手したり、しゃべったり、打ち上げ行ったりしたかったんですけれども、その続きはまた、アフターコロナで。また何か、違う展開ができたらいいなと思います。またどこかでお会い出来たらうれしいです。どうもありがとうございました」
児嶋「ありがとうございました。コロナ等で大変だったなか、無事に終われてよかったです。子どもの頃から見ていてた仮面ライダーに出られたっていうのが僕の宝です。ありがとうございました!」
マモル役、吉田悟郎さんもいっしょに。或人も無事に戻ってきた飛電インテリジェンスは新たな再スタートを切ります。今冬公開の劇場版でも、また3人の名物やりとりにご期待ください!!
■雷とふたりの宇宙
次にオールアップを迎えたのは、雷役の山口大地さん。最終話のエピローグで、新たな衛星打ち上げ計画のニュースを見つめる場面の撮影がラストとなりました。
このシーン、実は台本上は「忙しくなるな」という一言だけでした。窓の外に見えるロケットを見つめて「……昴」と呟いたのは、山口さんの発案。「あそこで昴が働いている」という意識を持って、またふたりで大海原を駆ける未来を、名前を呼ぶことで表現してくださいました。お見事です!
山口さんのあいさつはこちら。
山口「ずっと夢だった地上波のライダーに参加することができて本当に幸せです。これを誇りにこれからも役者がんばっていきたいと思います。時期的にもスタッフの皆様も苦労が多かったというか、これからも(撮影は)続きますけど、体調にお気をつけて、最後まで頑張ってください。ありがとうございました。お世話になりました」
第一世代のヒューマギアとしての登場から、衝撃のスパイであったという正体。滅亡迅雷.netとしての復活を経て、最後は宇宙飛行士に戻った雷。一貫していたのはまさに“兄貴!”と呼びたくなるその姿勢でした。衛星の管理者として今後もゼロワン世界での活躍が期待される雷兄貴。また会う日まで!
■迅と涙、涙、涙
次にオールアップとなったのは迅役の中川大輔さん。ラストカットは最終話、アークの回廊でアズと会話するシーン。