■ イズis CRYING
或人が死ぬ未来を回避するため、シミュレーションのなかで数え切れないほどの涙を流したイズ。それは、シンギュラリティを獲得した彼女が初めて出会う感情に揺さぶられ続ける孤独な旅路だったに違いありません。
演じる鶴嶋さんにとっても、いままで積み重ねてきた役としての殻を破らなければならない果てしない道のりでした。
初めての泣きの日。インの数時間前から気持ちを作って現場に臨んだ鶴嶋さんでしたが、テストで一度泣いたときから涙が止まらなくなってしまいました。溢れ出す感情をコントロールすることが出来ず、うまく芝居のタイミングで泣くことが出来ません。
なんとか自身を落ち着かせ、この日の撮影を無事に乗り越えるも、彼女にとっては課題の大きい一日だったようです。
その後も繰り替えす時間の中で何度も涙を流したイズ。
その度に鶴嶋さんも試行錯誤を重ね、イズの感情を或人にぶつけていきました。
そして、たどり着いた結論は…
「私は感情が出過ぎてしまうので、直前で気持ちを作るほうが合ってるみたいです」とのこと。
すっかり忘れていましたが、ゼロワンが演技初挑戦の鶴嶋さん。イズとともに彼女もさらなるアップデートを続けています。