仮面ライダーに変身した滅によって完膚なきまでに叩きのめされたバルカン。
唯阿によってすぐに運び込まれた病院には、ヒューマギアの外科医がいた。
「すぐにオペをしなければ命に関わる」というドクター。
滅亡迅雷.netによる被害が大きすぎる故、他のドクターの手を借りている時間はない。
そんな中、ヒューマギアの暴走を止めるため飛電インテリジェンス副社長である福添が緊急措置を発動する。
「病院のヒューマギアを全てシャットダウンしろ！」
果たして、諫の命は救われるのか―――？　
そして、暴走するヒューマギアと人を助けるヒューマギアとの間で葛藤する或人が、最後に下す決断とは？

ついに仮面ライダー滅が登場しました。
スーツアクターを務めるのは高岩成二さん。先日、平成仮面ライダーシリーズの終了と共に仮面ライダーの主役から退いたということで大きな話題となった、あの高岩さんです。

「ゼロワン」を担当することになったとき、主役のスーツアクターをどなたに務めていただくのか、ずっと揺れていました。もちろん、平成から令和へと変わるタイミングであり、２０作という記念作を終える節目の後だったので、今となってみれば必然の流れのように見えると思います。しかし、その『必然』すら覆しかねないほど高岩さんの存在は大きかったのです。画面に映った時の説得力。芝居の間。なにより、高岩さんがいない現場が想像できませんでした。そして、結論を延ばしまくっていた結果、時間切れとなってしまいました……。

　結論を出すはずのジャパンアクションエンタープライズさんとの電話でも、私はまだ迷っていました。ほとんど相談に近かったと思います。でも、そこで初めて「高岩さんが区切を付けたがっている」ということを聞いたのです。この言葉でようやく踏ん切りがつきました。もし高岩さんご自身がそういう気持ちでいてくださるのなら、次に主役を務める方はきっと素晴らしい舞台に立てるということが分かったからです。

　結局、私自身は最後までグジグジ悩んでいただけで、最後の最後に高岩さんに背中を押してもらったという情けない形でした。でもその結果、仮面ライダー滅という最強の敵として現場を支えていただける最高の形を実現することができました。

やはり仮面ライダーの現場には高岩成二が必要です。
そういうわけで、これからも高岩さんは仮面ライダーです。

(文責・大森 敬仁)

■ゲスト紹介
08話いかがでしたでしょうか。舞台は私達の生活に欠かせない「病院」。
イズも劇中で述べていましたが、ヒューマギア開発は人工知能を医療に役立てることが発端でした。

人工知能は現代社会においても、医療の分野で幅広く活躍をしています。
2015年には、コンピューターソフト「ワトソン」が専門の医師でも診断することが難しい病気をわずか10分の解析で見抜きました。ロボット分野においては、内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチ」を筆頭に、ロボット手術が積極的に導入されています。アメリカでは前立腺全摘手術のなんと約8割がロボット手術だそうです。
医療の現場で活躍する人工知能。ヒューマギアのような存在が本当に開発されて、私達の暮らしをサポートしてくれる日が来るのも、そう遠くないのかもしれません。

そんな「医療の現場」を舞台に描いた今回、「白衣の天使ましろちゃん」をはじめとした魅力的なキャラクターが多く登場します。

天使のましろちゃん：大後寿々花
天使の笑顔で患者さんを癒やす看護師型ヒューマギア、白衣の天使ましろちゃんを演じたのは大後寿々花さん。視聴者の皆さんも、その天使の笑顔に釘付けだったのではないでしょうか？撮影現場もご多分に漏れず、大後さんの天使の笑顔に釘付けだったのは言うまでもありません。
印象的だったエピソードを二つほど。一つ目は、撮影前の衣小合わせの際のことでした。大後さんが看護師の制服を着て現れた瞬間、その場にいたスタッフが口々に「白衣の天使ましろちゃんだ！」と大盛りあがり。まさしく、「白衣の天使ましろちゃん」が誕生した瞬間でした。

二つ目は、撮影中のこちらの一コマ。

岡田くんの顔芸（！）と想像以上の近さに、
大後さんも頑張って耐えようとするも、
耐えきれず思わず大爆笑！
ムードーメーカー岡田くんとの撮影中の一コマでした。

素敵な笑顔で現場を和まし、抜群の演技で「白衣の天使ましろちゃん」を演じてくださった大後さん、改めてありがとうございました。

Dr.オミゴト：高橋光宏
医師型ヒューマギア、Dr.オミゴトを演じたのは高橋光宏さん。
柔和な笑顔から滲み出る人柄の良さはまさしく頼れるドクター！

仇敵・仮面ライダー滅に致命傷を負わされた諌の命運はDr.オミゴトに委ねられました。
次回、Dr.オミゴトの動向にご注目下さい！！！

整備主任：おぐらとしひろ
A.I.M.Sの研究施設整備主任を演じたのはおぐらとしひろさん。
スーツアクターとしても活躍されるおぐらさんは現場スタッフからも大人気。
カットがかかるとお茶目に眼鏡をずり落としたりと、笑いの絶えない撮影になりました。


思い返すとこの08話、いつも以上に「笑顔」に溢れた撮影現場でした。
仮面ライダーゼロワンのテーマの一つでもある「笑顔」。
そして、私達の生活に欠かすことのできない「医療」。
窮地に立たされた或人や諌たちは、「医療」の現場を舞台に、彼ら自身の「笑顔」を取り戻すことはできるのか。
次回、09話も是非ご覧下さい。

(文責・百瀬 龍介)

■現場レポート
① 大空の対決！

仮面ライダー迅vs仮面ライダーバルキリー ライトニングホーネット！
飛行能力を持つ２人の仮面ライダーによる直接対決！ということは、特撮的にはクレーンの出番です。
２人の仮面ライダーを吊るため巨大クレーンを呼び、吊っています。そして空中での姿勢制御のため地上から補助のスタッフがワイヤーを引いて挙動をコントロールをしているのです。（ワイヤーは合成で消しています）
さてこの写真、よく見ていただくと真上で吊っているはずなのにクレーンの影がありません。これは日の傾きを考慮してクレーンの影が撮影範囲に被らない位置にクレーン車を配置しているのです。なので当然、午前と午後でクレーンは逆位置へ移動します。
撮影順もそれを考慮し、映る向きを考えて撮っているのです。
細かい所ですが、熟練のスタッフたちの手際の良さは何度見ても惚れ惚れします。


② 国立医電病院

今回、或人たちが訪れたのは病院。それも、最新鋭のヒューマギアがたくさん働く総合病院です。
さて、皆さんはこの病院、見覚えのある方もいるのではないでしょうか。
そうです。仮面ライダーエグゼイドのメインロケ地であった「千葉西総合病院」です。
エグゼイドからの長い付き合いのあるこの病院に今回のロケ協力をいただきました。

そう考えてみると、この仮面ライダーゼロワンという番組は令和１作目とは言いつつも、平成仮面ライダーの長い歴史に支えられています。
今後もお仕事の現場をめぐるゼロワンは様々なロケへ出向くことになります。
どの仮面ライダーに出ていた場所が登場するか、毎回の職業と合わせてそんな見方をしてみるのも楽しいかもしれません。

(文責・湊 陽祐)

■仮面ライダー滅、始動。

「――変身。」
４話のラスト、衝撃的な暗躍の瞬間のみを見せ、その後しばらく鳴りを潜めていた滅。今回ついに、バルカン達の前で変身を遂行しました。８話で初披露となった変身ポーズについて、滅役の砂川さんは「司令塔らしく、号令を下すような」所作をイメージしたそうです。顔の前で構えたスティングスコーピオンプログライズキーをスッと横に払う動作。鋭い手首の返しは、滅のスーツアクターである高岩さんからのアドバイスを受けて取り入れたもの。

滅亡迅雷.netの司令塔であり、強敵としてゼロワン達の前に立ちはだかる滅。刀を扱う所作に関しても、高岩さんの熱心な指導が入ります。

これまで謎に包まれていた滅亡迅雷.netの目的が滅の宣戦布告と共に明らかになった今回。ゼロワン達がどう立ち向かって行くのか、必見です。

熱心な演技指導と言えば……。

07話での登場以来、見た目と行動のギャップで一躍注目を浴びた暗殺ちゃん。魅力であるコミカルな動きの舞台裏には、山口監督の熱い指導が…！？

暗殺ちゃんは破壊されるたびにバックアップデータで蘇り、どんどん強くなっていきます。各話ごとの成長も今後の見どころのひとつですので、ぜひ、ご注目ください。

(文責・近松 知佳)

11/23（土）より限定プレゼント付き前売り券が発売！
ゼロワンとジオウが大爆走！「仮面ライダーの到来だー！ダブルダッシュヒーロー」
更に！前売り券購入で人気旧作のレンタル視聴プレゼント！

■最新情報はこちらからチェック！
http://kamenrider-winter.com/

　

超英雄祭が初の“横浜アリーナ”で開催！
「ゼロワン」「リュウソウジャー」の番組キャストに加え、
豪華アーティスト陣が一挙集結！！
詳しくはこちら⇒https://www.tv-asahi.co.jp/zero-one/eiyusai2020/

　

その名の通り、仮面ライダーの裏側にせまる突撃番組、「ウラ仮面ライダー」!
#05では#04に引き続き杉原輝昭監督と渡辺淳 AC 監督を突撃!
平成ライダーシリーズで数々の修羅場を潜り抜けてきた二人が繰り広げる熱いトーク！
「Lウラ仮面」は特大44分！
テレビ朝日の番組ページを要チェック!
https://www.tv-asahi.co.jp/zero-one/spmovie/
※「ウラ仮面ライダー」はS&Lの２種類あります。SはYoutubeでの公開、Lは東映特撮ファンクラブでの限定配信です。

　

飛電インテリジェンス社長秘書のイズが、社長の飛電或人に仮面ライダーゼロワンへの変身ポーズをレクチャー！！

変身ポーズを完璧にマスターしよう！！

　

作曲はLUNA SEAのベーシストであり、LUNA SEAが発表してきた数々のヒット曲を 手がけてきたJが担当、ボーカルはパワフルな歌声を響かせる西川貴教が担当。
かねてから親交のあったふたりですが、西川自身が念願だったと語る、仮面ライダーシリーズ主題歌のオファーを受け、西川がJを誘ったことで夢のコラボレーションが実現しました。

(文責・湊 陽祐)