CHARACTERS

かざまつり しん風祭真

登場作品
真・仮面ライダー
初登場回/初登場作品
『真・仮面ライダー 序章』(1992年2月20日)

「父さん、俺のことは気にしないで」

■プロフィール

種族:人間→改造人間

性別:男性

年齢:25歳

職業・身分など:オートバイレーサー

家族など:風祭大門(父)、明日香愛(恋人)、真と愛の子供(息子)


 演:石川功久(いしかわ・かつひさ)


この人物が変身する仮面ライダー

仮面ライダーシン


説明

仮面ライダーシンに変身する青年。

城南大学体育学部の出身で、知能指数250という明晰な頭脳を有する一方、オートバイレーサーとして活躍し、ロードレース日本予選では初出場ながら優勝した。

親友の結城卓也とは大学時代からの付き合い。かつてはレーサーだった彼とともに世界グランプリの出場を目指していたが、結城は2年前に事故を起こしてレーサーを引退している。

臨床免疫工学の権威として高名な真の父、風祭大門による人間の体質を細胞レベルで改良する研究の被験者として、世界的な企業複合体「財団」の日本支部であるISS(生化学研究所)に協力。しかし、ISSが掲げる「不治の病の克服」という研究目的は表向きに過ぎず、本当の目的は生体兵器である改造兵士「サイボーグ・ソルジャー」の開発にあった。これはプロジェクトを主導する大門や鬼塚義一にも知らされていなかったが、真はサイボーグ・ソルジャーの到達点のひとつである“レベル3”への施術の参考データを得るための被験者に過ぎず、本来なら危険はないはずだった。

ところが、真は自身も気づかぬうちに、鬼塚の手でバッタの遺伝子を組み込む分子的外科手術を施され、改造兵士レベル3へと改造されてしまう。この結果、真はバッタが有する呼応反応により、自身を同様に改造していた鬼塚と意識の一部を共有。改造兵士レベル3へ変化すると理性を失って人々を襲うようになった鬼塚の記憶を、自身のものと勘違いしてその恐怖に怯え、悩むことになる。

そんな真の支えとなったのは看護師としてケアしてくれる明日香愛の存在で、真は彼女との愛を深めていった。一方、鬼塚の秘密研究施設を知ったことや、ISSによる研究の妨害任務を帯びたCIAの工作員セーラ・深町との出会いをきっかけとして、真は独自に財団の秘密に迫っていく。そして、鬼塚が最期を迎えた際の呼応反応によりシンとして覚醒。鬼塚とは違い、真は変身しても理性を保てる存在だったが、自身を商品サンプルとみなし拘束しようと考えるISS、そのISSによる研究の「抹消」を目的とする深町ら双方から狙われる身となった。

こうしたなか、深町の部隊がISSの「掃討作戦」を開始。その混乱のなか、愛が黒幕だったISS所長の氷室巖の手にかかって落命すると、怒りに燃える真は自らの意思で変身し、氷室と彼の腹心である豪島を打倒した。その後、シンと大門は深町の部隊に追われるも、飛来した財団のヘリが彼女の部隊を掃討。大門ともどもヘリに捕われたシンだったが、深町によって撃墜されたヘリの爆発にも耐えて生き延びる。そして、変身を解いた真は愛の亡骸を抱え、彼女の胎内に宿る自身の子供に導かれて、どこへともなく去っていった。


戦闘時の決め台詞など

「俺は……俺はどうなっちまったんだ、一体?」

「鬼塚先生はどこいったんだ? おかしいじゃないか。ひとりの人間が消えたのに、誰もまったく騒ごうとしない」

「誰かが俺に助けを求めて……早く行かなきゃ!」

関連人物

  • 明日香愛

  • 氷室巌

  • 鬼塚義一

  • セーラ・深町

  • 結城卓也

  • 風祭大門