2020年 10月 18日放送

第7章
「王の剣、アヴァロンにあり。」

脚本: 長谷川圭一

 監督: 石田秀範

エピソードガイド

今週のセリフ

最新情報

傷だらけで戻ってきた倫太郎は、何も言わずにリベラシオン(修練場)に入る。
剣の封印を解くためにアヴァロンを目指す飛羽真は、ノーザンベースの古文書から手がかりを見つけていた。同じ頃、カリバーもアヴァロンへの道を開く。アヴァロンへの行き方とは?アヴァロンで待ち受けるものとは? 
一方、現実世界では、街が3箇所同時に消える事件が起きる。尾上と蓮が現場に向かうとズオスとレジエル、そしてデザストが現れる。さらにストリウスも現れ、芽依が絶体絶命の危機に。そこに現れたのは――。

見どころ

遂に、カリバーの初変身が描かれる。カリバーの素顔が明かされる? 変身できない飛羽真にカリバーの刃が襲いかかる。そして敵幹部が揃い踏み、剣斬とバスターのコンビの戦い。そして、新たなフォームも登場!てんこ盛りの次回を演出するのは巨匠・石田監督。若手俳優の演出にはひとかたならぬこだわりを持つ石田監督。早速、若い俳優に石田監督の檄が飛びます。さらに石田監督ならではの演出方法でアヴァロンへ至る道や、アヴァロン、そしてリベラシオンを描きます。
石田ワールドをご堪能ください。

(文責・高橋一浩)

第6章あとがき

〜キャラクター紹介〜
第6章で登場したキャラクター&キャストをご紹介いたします。

緋道蓮:富樫慧士

風双剣翠風(ふうそうけんはやて)と「猿飛忍者伝」のワンダーライドブックを使い仮面ライダー剣斬へと変身するソードオブロゴスの風の剣士。強さこそ正義であるという信条を持ち、仲間に信頼を置くにも強さを一つの基準にし、戦う敵にも強さを求める性格。賢人の強さに惚れ込み慕っているのだが、得体の知れない飛羽真に幼なじみを名乗られて飛羽真に敵対心を向けていた。

緋道蓮を演じるのは本作最年少、かつ本作がデビュー作になる富樫慧士くん。富樫くん本人は“超”がつくほど大真面目。右も左もわからない撮影現場でみんなに追いついて追い越そうと必死になって撮影に臨んでくれております。第6章を撮り始めるはるか以前の1話の現場から現場見学を希望し、撮影の勉強をしつつ、スタッフさんに名前を聞いてまわっては全員の名前を覚えておりました。蓮という役にも実直に向き合ってくれているので、これからきっとどんどん魅力的なキャラクターになることと思います。

剣斬のスーツアクターを務めてくださるのは藤田慧さん。ご自身でも動画編集や投稿なども行い、現場ではたまにアクション監督補佐もしてくださる『見(魅)せ方』をとってもよくわかっているアクターさんです。剣斬の身軽なアクションを早い時期からイメージしてくださり、ライダーのスーツを造る最初の段階のフィッティングの時からアクロバティックな動きにも対応できるよう造形会社さんとディスカッションを交わしてくださっておりました。
本作ではゼロワンで担当した仮面ライダーバルキリーとは違う、元気いっぱいで軽快なアクションにご注目してください!


ピラニアメギド:平川大輔/ピラニアメギド♀:森島亜梨紗

三たび、四たびと襲い来るピラニアメギド達。
6章にまず登場したのは、メギド初のメス個体!声を演じた森島亜梨紗さんは昨年、仮面ライダーゼロワンの第6話「アナタの声が聞きたい」にも、香菜澤セイネと共にオーディションを受ける声優役で出演されており、偶然にも2年連続で同話数へ出演となりました。
さらに、エスパーダ&剣斬の前に颯爽と現れた自信満々なイケメン風。
こちらは5章に引き続き平川大輔さんに演じていただき、攻撃を食らう度に「デリシャス!」「もっとォ!」と喜んでしまう変態チックなキャラクターに仕上げていただきました。最後の死に際は「マー…ベラスッ!」とエスパーダを讃えて華麗なる昇天。



~現場通信~

第6章「疾風の如く、見参。」ご視聴ありがとうございました。

仮面ライダーセイバーも早いことで、第6章までを無事放送いたしました。そんな中で次々と登場してきたライダーたちも今回の剣斬でついに5人目まで登場!
たくさんの登場人物が出てきておりますが、どのキャラクターともまた一味違った緋道蓮というキャラクターはお楽しみいただけましたでしょう?
「強さこそ正義」と自信満々で、ともすれば少し生意気で嫌味なキャラクターになりそうなところを一生懸命、そして純粋に演じる富樫くんの個性も相まって、それもちょっとかわいい感じに仕上がっていましたね。
蓮の登場で、彼に腹を立ててしまい張り合ってしまう飛羽真の新しい一面なんかも見られましたし、賢人の強さに惚れ込んでゾッこんになってしまい話が噛み合わないのも今後のキャラ同士の掛け合いが楽しくなるポイントな気がします。

5章、6章の撮影はクランクインの数日前から演出を担当する上堀内監督の指導の下、富樫くんを含む他のキャスト陣たちと台本の読み合わせを行うところからスタートしました。
厳しい演技指導をする上堀内監督ですが、キャストたちの中でも特に富樫くんは初めてカメラの前に立ってお芝居をするということで、監督の指導にも一層の熱が入っておりました。
炎天下の中の撮影現場では、案の定富樫くんがド緊張の様子。今からまさに行うシーンのセリフを小声で延々と呟いてずーっと練習をしておりました。
緊張のせいもあり単純なお芝居だけでも難関だったのですが、さらに難しかったのはヒーロー番組ならではのアイテム構えたりやアクションをしながらのお芝居。例年、ヒーローになる人たちは経験し苦戦している項目なのですが、アイテムをいい角度やポジションに構えつつお芝居をするのが富樫くんにとってはなんとも難しかったようです。こっちに意識が行けばあっちに意識がいかず……。四苦八苦しながらも一生懸命にトライしてくれました。
誰よりも一生懸命、健気に頑張る姿勢にスタッフのお姉様方の中では人気急上昇中の富樫くん。その頑張りがテレビ越しに皆様にも伝わることを期待しております!


また今回、飛羽真と楽しい掛け合いを見せてくれたのはソードオブロゴスの刀鍛冶である大秦寺哲夫。
大量の本の山に埋もれる飛羽真や、口車に乗せられてあたふたする大秦寺、本を奪い合ったりなどなど、この二人の掛け合いも上堀内監督の演出によってコミカルでとっても楽しいシーンになりました。
そしてそんな二人もちょっと打ち解けたのか…?と思わせるいい雰囲気のシーンもありましたね。はてさてここで飛羽真が気になった“スラッシュ”という単語の意味とは??乞うご期待です!

そして物語もうねりを見せ始めました!
火炎剣烈火が抜けなくなってしまった飛羽真!
師匠の仇であるズオスの初変身からの大激突で、無残にも敗北を期してしまった倫太郎!ピンチが続いている仮面ライダーたちですが、降りかかる困難を彼らはどのように乗り越えるのでしょか!?

次回も見逃せません!



■絵が動く!ピラニア&こぶた3兄弟!!
ピラニアメギドが使役していた大量の紙ピラニア達、そして仮面ライダーセイバードラゴンイーグルぶた3の必殺技「火炎舞飛斬(かえんぶひざん)」を使うことで出てくる3匹のこぶた達、これらは敢えてCGではなく手書きによる絵本風のイラストで表現され、上堀内監督による特徴的な演出の一つとなりました。
これらのイラストを仕上げていただいたのはアニメ制作会社「横浜アニメーションラボ クラウドハーツスタジオ」の皆さん。
こちらがアニメーターの王國年さんによる原画。一人が描いたとは思えないタッチの描き分けが秀逸です。

そして、動画・仕上げ・特殊効果までを施していただいた完成版がこちら。

それぞれピラニアメギド、こぶた3兄弟ワンダーライドブックから色と雰囲気を拾っていただき、それぞれの本から飛び出てきたような異なるテイストのイラストに仕上がりました。
CGで描かれるワンダーワールドだけでなく、このような敢えて手書きによるイラスト演出もセイバーならでは。今後も各監督たちが作り出す多様な映像演出にご注目下さい。

■メギドの秘密…?
これまで各話で街をワンダーワールドへ飛ばし人々を苦しめてきたメギド達。
デザストが語るその目的は「ワンダーワールドを侵食し、乗っ取って支配する」ということでした。では、その手段は?
長年のライダーファンの方ならばお気づきの方もいるかも知れませんが、実はこの手段、それぞれのメギド毎に違いがあります。
端的に言えば、「自身のアルターライドブックの物語を街に書き写し、完成させる」ことで白いブックを使って現実世界から切り取った一部を侵食し、乗っ取ることができるのです。

ゴーレムならば、アルターライドブックは「岩石王ゴーレム」。おそらく、街の建物などを破壊し岩石を集め、自らが岩石王となる物語のようです。そのため、積極的にビルなどを破壊していましたね。他にもハンザキは「ハンザキサンショウ王」。人々を集め、王の復活を目論んでいました。(個別の行動目的があるという点で響鬼の魔化魍や電王のイマジン、オーズのヤミーなどが近いでしょうか)
そんなメギド達にしてみれば、飛羽真のように物語に詳しい人物は彼らの天敵といえるかも知れません。
しかし、この世に存在する物語は星の数。実際、我々の知っている物語とメギドの物語はちょっと違う部分があるようです。
今後、飛羽真も予測できないような突飛なストーリーで攻めてくるメギドが現れるかも…?
そんなセイバーヴィランズの活躍にも引き続き要注目下さいませ。

(文責・土井 健生/湊 陽祐)

最新情報

1. 仮面ライダーセイバーの1章&2章がYouTubeにて期間限定で無料配信中!

仮面ライダーセイバーの1章&2章が無料配信中!
2020年10月31日(土)23:59までの期間限定配信となります!

見逃した方、もう一度見返したい方、こちらでぜひお楽しみください!

東映特撮YouTube Official
第1章「はじめに、炎の剣士あり。」



第2章「水の剣士、青いライオンとともに。」


下記の各チャンネルでもそれぞれ配信中!
テレビ朝日スーパーヒーロータイムチャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCu3dDwfoKuDqLKrWiFIHZIw
バンダイ公式チャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCtvh0wC06tV2EeRBk1OfUhg

2. ウラ仮面ライダーセイバー編01公開中!

その名の通り、仮面ライダーの裏側にせまる突撃番組、「ウラ仮面ライダー」!

仮面ライダーセイバー編の第1回目のゲストはメイン監督の柴﨑貴行さん&メイン脚本家の福田卓郎さん!
令和2作目の仮面ライダーとなる仮面ライダーセイバーの世界観!そのウラ側を解説してくれました!

理解が深まる制作陣の貴重なインタビューは必見!

★完全版は下記2サイトで配信!
TTFC【 http://tokusatsu-fc.jp
TELASA【 https://www.videopass.jp/
※TELASAは最新話のみ/TTFCは過去全話配信
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MC オジンオズボーン篠宮暁

3. セイバー×ゼロワン バトンタッチ対談が公開中!!

平成から令和へ。そして次の世代へ!
仮面ライダーたちが受け継いできたバトンがスペシャル映像でセイバーへと渡されます!

『仮面ライダーゼロワン』からは飛電或人/仮面ライダーゼロワン役・高橋文哉とイズ役・鶴嶋乃愛が登場!
『仮面ライダーセイバー』からは神山飛羽真/仮面ライダーセイバー役・内藤秀一郎と須藤芽依役・川津明日香が登場し、お互いの現在の心境や、作品への思いについて語り合います。
第1章放送前のご覧いただくとより深く作品を楽しんでいただけること間違いなし!お見逃しなく!

【配信媒体】
TELASA(テラサ)http://navi.telasa.jp/kamenrider/
東映特撮ファンクラブ(TTFC) http://tokusatsu-fc.jp
テレビ朝日スーパーヒーロータイムチャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCu3dDwfoKuDqLKrWiFIHZIw
東映特撮YouTube Official https://www.youtube.com/user/TOEIcojp/

(文責・湊 陽祐)