2021年 12月 26日放送

第16話 「守りたい想い…時代は五十嵐三兄妹!」

脚本: 木下半太

監督: 諸田敏

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バリッドレックスの活躍により、
空中に浮かび上がったデッドマンズベースの脅威は防がれ、
アギレラとフリオは救い出された。

その後、デッドマンズベースの残骸からギフの棺が発見され、
フェニックスはそれを収容、狩崎はその分析の様子を眺めていた。

アギレラはフリオと共に身を隠してギフを想い、
オルテカはカメレオン・デッドマンの男と共に、
自らの野望を叶えるために再び動き出す。

それぞれの思惑が交差する中、
しあわせ湯では幸実とさくらがまたしても言い争いをしていた。

デッドマンズを倒してリベラドライバーは必要なくなっただろうと言う
幸実に対し、まだ戦いは終わっていないと応戦するさくら。
一輝や大二もお手上げ状態の中、ヒロミがやってきてー。

見どころ

クリスマスにふさわしい(?)総力戦が展開されましたが、
結果は一輝たちの完勝と言っていいのではないでしょうか。

サーベルタイガーとプラナリアのデッドマンを倒し、
その本拠地を破壊したことによってギフの復活は阻止され、
デッドマンズの凋落は免れない状況となりました。

よって、これまでのフェニックスVSデッドマンズの構図に、
早くも変化の色が滲みでてきております。

まず気になるのはデッドマンズの幹部たち。
ギフとアギレラの求心力によって繋ぎ止められてきた
デッドマンズという組織が、その存在意義を失いつつあります。
そもそもオルテカはアギレラを裏切ったわけで、もはや一緒にはいられないはず。
デッドマンズベースも失い、彼らは一体どうなってしまうのか。

そして、五十嵐家にも変化の波は少なからず押し寄せます。
彼らにとって、今後の展開のキーポイントの1つとしては、
『工藤と天彦を分離できず、救えなかった』という事実をどう受け入れていくかという問題。
リバイスシステムは、悪魔に魂を売ってしまった人間をその悪魔から分離することが可能であり、
死をもった償いではなく、生と贖罪のチャンスを与えることができるというのが『正義のヒーロー』
としてのアイデンティティ、つまり戦う意味を正当化する理由になり得ていましたが、
仮にそこが揺らぐとした場合、彼らはどう『敵を倒す』というある種の破壊行為に折り合いをつけるのか。
大二は軍人として割り切っている部分もあると思いますが、一輝は本来のお節介気質も合間って、
咀嚼するにはちょっと時間がかかりそうな気もします。
一方で『さくらには背負わせたくない』という想いだけは(さくらの意思とは別に)
一致している兄2人というのもなかなか興味深いものがあります笑

デッドマンズと五十嵐3兄妹、そして狩崎やヒロミも含めて、
年明け以降の展開においての各キャラクターの進む道と、
その進む理由すなわち『戦う理由』を垣間見ることができる、
それが次週16話の見どころになっているのではないかと思います。

あ、そうそう、もう1つ見どころが。
いやむしろ『聴きどころ?』ですかね。
16話のどこかで、五十嵐3兄妹による挿入曲が流れます!

先に宣言してしまうとハードルが高くなってしまいそうですが…
リバイスではキャラクターソングにも力を入れていこうと思っております。
その第一弾は、やっぱり五十嵐三兄妹しかないでしょう!

不安がる3人をよそに、完成した楽曲は彼らの魅力がたっぷりと詰まっています。
前田くんは普段とは異なる一輝らしい頼もしい声色で、
日向くんは個性的でアンニュイな感じが非常に大二っぽく、
彩花ちゃんはさくらそのままの元気で力強く透明感あふれる声で、
それぞれの特徴が見事にマッチしたイケイケの楽曲となっております。

さらに…言い忘れそうでしたが、16話の中では
『カメレオン・デッドマン』の男の正体も明らかになります。

物語の内容もさることながら、2021年ラストを飾るにふさわしい
仕掛け満載のエピソードになっていますので、師走の慌ただしい中ではありますが
日曜の朝の30分はリバイスに捧げてもらえればと思います!

そして…願わくばもう90分、リバイス、いや、仮面ライダーのために
時間を割いてもらえると私たちはもっと嬉しいのです(笑)

そう、17日より『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』が全国公開となりました!
すでにたくさんの方にご来場いただいているようで非常に嬉しいです。

映画鑑賞という行為はこのコロナ禍において非常に難しい選択肢となりましたよね。
1週間以上も映画館に行けないと、禁断症状で手がプルプル震えてしまうほどの(笑)
映画好きの私ですら映画館から足が遠のき、それが当たり前になってしまいそうで、
もはや恐怖感を覚えておりました。
しかし、まだまだ余談を許さない状況ですが、先日の初日舞台挨拶では
100%の座席稼働が許され、満席のシアターを久々に見ることができ、
なんだかすごく安心しました。
たくさんの人にとって映画を、映画館を、娯楽として気軽に
選んでもらえる日々を取り戻すために、『ビヨンド・ジェネレーションズ』
も一役買っていけるといいなあと思います。

ぜひ、全国の劇場で、お待ちしております!

公式HPはこちら↓
http://kamenrider-winter.com

(文責・望月 卓)

第15話 あとがき

■激闘! デッドマンズ! の裏側
遂にフェニックスとデッドマンズが全面激突――!
年末の盛り上がりに相応しいアツアツの激闘回となった15話。ギフ様に生贄を捧げる儀式は一輝たちが乗り込んできたことにより一時中断。全国数千万人のアギレラ様ファンはホッと胸をなでおろしたことと思います。
そんな儀式の場でのオフショットを公開!

デッドマンズメンバーに新たに加わった黒次郎こと田邊さん。先輩役者として優しくアドバイスをくれたり、お茶目に絡んでみたり……と、現場にたくさんの良い刺激をもたらしてくださいます。
次回、黒次郎が遂に動き出す――! 元の白若様が恋しい中ではありますが、田邊さんのまさしく“カメレオン”な多彩なお芝居に今後もご注目ください!


■ハッピーバースデイ! 戸次重幸さん

15話撮影中、11月7日がお誕生日の五十嵐元太役・戸次重幸さんのお誕生日祝いをしました。
さすが五十嵐家、家族揃っての「五十」ポーズです!
本当の家族のように仲良しの五十嵐家。本編ではちょっと頼りないお父さんですが、現場での戸次さんは誰よりも明るく、みんなを引っ張ってくれるまさに「大黒柱」なお父さんです。
2021年の放送も残すところあと1回。それぞれの闘いを熱く見守ってください!

(文責・近松 知佳)




■『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』ついに封切り!!!
先日無事に公開の運びとなった『仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ』。
これまで豪華キャスト&声優陣の皆さまをご紹介してきました。
それに負けず劣らず、超クールな仮面ライダーも登場してます!

仮面ライダーセンチュリー

サイクロトロンドライバーを用いて変身する仮面ライダーセンチュリー。ブルーのアーマーを纏った胸元に、複眼は濃いピンクという出立ち。1971年・2021年・2071年と100年=センチュリーに及ぶ壮大なストーリーにふわさしいネーミング!
柴﨑監督が特にこだわったのは、クリアパーツ部分。造形としてクリアパーツを表現するのはとても難しいそうなのですが、ブレンドマスターさんのスーパー技術により、見事実現!



仮面ライダーリバイ ネオバッタゲノム
仮面ライダーバイス ネオバッタゲノム

ネオバッタバイスタンプを用いて変身する仮面ライダーリバイ/バイス ネオバッタゲノム。令和1号ライダーでバッタモチーフのゼロワンの意匠が随所に。リバイのマスクは、ゼロワンのスタイリッシュさ満載。バイスは、もうこれでもかというくらいゼロワンカラー&デザインを大盛りフル装備!!!
両腕をくっつけると、、、

ジャジャーン!ゼロワンここにも出現!!


変身音声も、或人社長オマージュの台詞に。
「飛躍を誓った!希望となった!ネオバッタ!リバイスじゃ〜ないと!」
フォルムのみならず、音にもご注目ください。

そして、予告でも登場しているこの老人。
誰が演じているかは、みなさんお分かりですよね…?
物語のキーマンにもなっているこの老人。
どう物語に関わっていくのか、その全容は是非劇場で!!!

(文責・百瀬龍介)