正解なきクイズの答えは過去に!
【EPISODE19の振り返り】 ザ・クイズショック2040
ゲイツが救世主になるという未来へ進むために必要な3つのライドウォッチのひとつ、シノビミライドウォッチが完成した。そして、次なる未来の仮面ライダーの影が迫る……。
とある大学のキャンパスで、教授らしき人々を襲うアナザーライダーを止めるために駆けつけたジオウとゲイツ。そこに割って入ってきたひとりの青年が、顔部や胴部に〝?〟の意匠を持つ謎の仮面ライダーに変身! そのアナザーライダーは自分の獲物だとばかりにジオウやゲイツを妨害し、姿を消した。
ソウゴたちがこの状況に困惑するなか、合流した黒ウォズは、謎のライダーは別の時間軸の未来から来たライダーで、アナザーライダーはそのライダーから生まれたのではないかと推測する。だが、アナザーライダーが出現しているのなら、オリジナルはその存在を失うはず……。さまざまな疑念が渦を巻くなか、ソウゴは黒ウォズと、ゲイツはツクヨミと行動し、手分けして捜索することに。
その後、ソウゴは黒ウォズとともに導かれるようにクジゴジ堂へ。すると、そこには珍しく時計修理の客が来訪していたが、年代物の腕時計を持ち込んだ人物の顔を見てソウゴは仰天する。その男こそ、先程の戦いで謎のライダー「仮面ライダークイズ」に変身した堂安主水であった。
彼は黒ウォズの読みどおり、白ウォズの導きによって2040年の未来から2019年に到来。その目的は、研究者である父親の堂安保と会うこと。だが、保はオーラと契約し、アナザークイズへと変貌していた……。
互いに敵ではないと知り、皆でクイズ大会に興じるなど、交流を深めるソウゴらと主水。それを遠巻きに見るゲイツ。
翌朝、黒ウォズの得た情報により、ジオウとゲイツは大学に出現したアナザークイズを追い詰めるが、そこに現れたオーラが時間を止めて戦いを妨害。そんな窮地のジオウとゲイツを救ったのは白ウォズだった。
ゲイツが救世主=ゲイツリバイブになるためには、ほかのライダーの力を奪うという慈悲なき選択を迫られるときが来る。白ウォズはゲイツに救世主としての自覚を促すため、仮面ライダーウォズへと変身し、易々とアナザークイズを撃破する。
そして爆煙の中から現れた主水の父親・保の腕時計を見て、ソウゴが気付く。
「あの時計……!」
そんな混乱していく場に主水が到来するのを横目に、ソウゴとゲイツは思い出していた。昨夜、クジゴジ堂で聞いた主水と保の関係を。
研究者として才能を認められながらも評価に結び付く成果をあげられなかった保は、家族を顧みずに研究に没頭し、その生涯を終えてしまった。そして2040年。病に臥せる主水の母は、保に愛されていなかったのではないかと失意のなかにいる。
保は本当に家族を捨ててしまったのか? 主水はそれを確認するためだけに白ウォズの誘いに乗ったのだ、と歴史を変えることに興味などない。ただ前に進むため、止まってしまった母の時間を動かすために真実を知りたい。その想いに同調するソウゴ、そして、それを聞いて顔を伏せてしまうゲイツ。
ゲイツに対し、仮面ライダークイズの力を奪え! と促す白ウォズ。ゲイツとクイズ、二人の仮面ライダーが激突する。だが、ゲイツの脳裏によぎっていたのは、昨晩知ってしまった主水の決意の想いであった……。
ピックアップ
仮面ライダークイズ
2040年の未来で活躍している仮面ライダーで、堂安主水という青年が変身する。ゲイツやツクヨミのいた未来には存在していない。決め台詞は「救えよ世界! 答えよ正解……!」。戦いの最中に○×で回答できるクイズを出題し、結果によって正解、不正解を宣言。これで相手を翻弄して自身を優位に立たせる。武器などは使わない格闘タイプの仮面ライダーで、クイズ出題からの必殺キックが決め技。
主水は亡き父・堂安保に会うために白ウォズの誘いを受けて2019年に来訪したが、保はアナザークイズに変貌していた。
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーオーズフォーム
ジオウ ディケイドアーマーがジクウドライバーにセットされたディケイドライドウォッチにオーズライドウォッチを装填することでフォームチェンジした姿で、仮面ライダーオーズ タジャドル コンボの能力を宿している。