魔王討ち果たす救世主、誕生!
【EPISODE26の振り返り】ゲイツリバイブ!2019
加古川飛流=アナザージオウとソウゴの関係とは? そして、衝撃の過去を目撃したゲイツが覚悟を固め、新たな姿へと覚醒する!
激突するジオウⅡとアナザージオウ。その力は肉薄しており、強力な技と技がぶつかり合い大爆発が発生する。爆炎がおさまってその場に静けさが戻り、微かな硝煙の匂いだけが漂うなか、すでにアナザージオウの姿はない。戦い疲れ座り込むソウゴを見つめるのは白ウォズ。そしてその背後にはゲイツ。
この戦いでゲイツはゲイツリバイブになれなかった。ということは、ゲイツには魔王を倒す意志がない……。そのことに激しく落胆し、白ウォズは失望の顔を見せる。
その頃、ソウゴはまた夢を見ていた。王の星・レグルスが強く輝く下、容赦なくゲイツを追い込んでいくジオウⅡ……。
目を覚ますソウゴ。心配顔で現れた黒ウォズが言うには、アナザーライダーに有効なのはオリジナルのライダーの力。だが、それは逆も同じこと。故に最強であるはずのジオウⅡの唯一の弱点がアナザージオウ。納得の説明ではあるが、それを早く言ってほしかったとソウゴは天を仰ぎ見る。
いったんクジゴジ堂に戻ったソウゴと黒ウォズ。そこで2人はツクヨミが順一郎に加古川飛流のことを聞きに来たと知る。果たして飛流は何者なのか……。ソウゴも会ったことがある気はするのだが、どうにも思い出すことができない。だが、かつてのアナザーライダー契約者たちがこれ以上襲われる前に、飛流を止めなければならない。
ソウゴは再び早瀬を守るために外へと飛び出し、それを見送る黒ウォズは、飛流の名前には確かに自分も心当たりがあると感じていた。
一方、10年前のバス事故とソウゴ、飛流の関係を知ったツクヨミは、そのときに何があったのか確認するため、タイムマジーンで2009年に来ていた。そして、事故後にソウゴが運び込まれた病院を訪問し、そこで順一郎に引き取られていくソウゴを目撃する。そんなソウゴの様子をひとりの子どもが憎々しげに見つめる。
「アイツが……ソウゴ!?」
その子どもこそ、幼き日の飛流。彼もソウゴと同様、両親を事故で失ったが、誰も迎えは来なかった……。やはり飛流のソウゴへの憎しみは、バス事故に要因があることは間違いない。ツクヨミはさらに詳しく調べるため、事故当日に向かう。
早瀬が勤めていたマジックカフェを辞めたのを知り、ソウゴはかつて早瀬が勤めていたマジック小屋へ向かった。予想通りそこに早瀬は訪れていたが、ソウゴが到着する直前に早瀬は飛流に襲われ、すでにアナザーウィザードの力は奪われていた。早瀬を守れなかったことを悔やむソウゴを前に、飛流は10年前のバス事故のことを語りだす。
同じバスに乗車した白い服の女性がソウゴの名を叫びながら銃の引き金を引いた。それが事故の発端となり、自分の父と母の命が奪われた……。ソウゴさえ狙われなければ、こんな事故は起こらなかったはず。
魔王を消したいタイムジャッカーと、事故の起点となったソウゴを憎む飛流。その思いが合致し、飛流はスウォルツと契約した。そして、飛流はソウゴを倒さんとアナザージオウに変化する。だからといって関係ない人まで襲っていいわけがない。対するソウゴもジオウⅡに変身!
同じ能力を持つ者同士の戦いは拮抗。だが、飛流の憎しみの力が勝ったのか、ソウゴへの恨みの言葉を口にしながら、凄まじい気迫を見せるアナザージオウは、ジオウⅡの攻撃で決して倒れることなく、猛攻を仕掛けてくる。そして放たれた気迫の一撃! それを受け止めたのは……ゲイツであった。
少し時間は遡り、ゲイツは今の状況に不安を覚えていた。自分はゲイツリバイブになることができず、ゲイツの元を訪ねてきたウールも、タイムジャッカーの目的に疑問を抱き始めていた。過去に何があり、それは未来にどうつながっていくのか。
ゲイツは、自らの目で確認するため、2009年4月24日、バス事故発生直前の現場に向かった。そして、これから事故を起こすバス車内にツクヨミはいた。彼女がファイズフォンXを構え騒然とする乗客たち。銃口は幼いソウゴの方へと向けられ……発砲音が響く!
自分が決断できなかったため、ツクヨミに重荷を背負わせることになってしまったのか。悔やむゲイツは目を伏せる……。
そして2019年。戦いに割って入ってきたゲイツに怒りを露わにするアナザージオウ。ゲイツは決意に満ちた顔で語る。
「ジオウを倒すのはお前じゃない。俺の使命だ……」
取り出したブランクのゲイツリバイブライドウォッチのスイッチを押すと、ゲイツの覚悟と呼応し起動! それをゲイツライドウォッチとともにジクウドライバーにセットすると、ゲイツは新たな姿の「仮面ライダーゲイツリバイブ 剛烈」への変身を果たした。
そして、どこからともなく現れた白ウォズが、喜々として新たな未来へと導く真の救世主の誕生を祝う。そんな恍惚な様子の白ウォズを見てこっちも祝うの?……と若干引き気味のジオウⅡをよそに、ゲイツリバイブ 剛烈は、手にしたジカンジャックロー のこモードの一撃で、アナザージオウを吹き飛ばす。するとスウォルツがその場に現れ、劣勢を察したのかアナザージオウを連れて姿を消した。
戦いの場に残されたジオウⅡとゲイツリバイブ 剛烈。いったいゲイツに何があったのか。困惑するジオウⅡだったが、ゲイツが自分を倒す覚悟を固めたということだけは理解し、激突は避けられないと悟る。
そして、ジオウⅡが未来を予知した動きを見せるが、ゲイツリバイブ 剛烈は「仮面ライダーゲイツリバイブ 疾風」へとフォームチェンジ。ジオウⅡの予知の先を行く超スピードで反撃を繰り出した。未来予知の力を持つ魔王と、それをも超越した動きを見せる救世主。ふたりの決着のときは近いのだろうか!?
その頃、ひとり別行動をしていた黒ウォズは、バスの営業所へと赴いていた。事故当日の乗客名簿には、やはり加古川飛流の名が。だが、そこにもうひとり、あるべきはずのない名前が記されており黒ウォズは驚愕する。その人物は「カドヤツカサ」……。
ピックアップ
加古川飛流
スウォルツと契約しアナザージオウとなった青年。2009年4月24日に発生したバス事故で両親を失っており、その事故の原因と目されるソウゴを恨んでいる。ソウゴ=ジオウに対抗するためにかつてアナザーライダーだった人々を襲い、その力を吸収。我がものとして利用している。
スウォルツはアナザージオウを裏のライダーの王と呼んでおり、王として擁立するつもりなのかもしれないが、そのことを飛流が知っているかは不明。
仮面ライダーゲイツリバイブ 剛烈
ゲイツがゲイツライドウォッチとゲイツリバイブライドウォッチをジクウドライバーにセットして変身した姿。マッシブなボディの印象通りパワーに優れており、防御面に関しては特に秀でている。
相手の攻撃を怯むことなく受け止め、前へと突き進んでいく戦闘スタイルは、言うなれば歩く要塞。チェンソー型の専用武器、ジカンジャックロー のこモードによる斬撃で反撃を繰り出す。
仮面ライダーゲイツリバイブ 疾風
ゲイツがゲイツライドウォッチと逆さにしたゲイツリバイブライドウォッチをジクウドライバーにセットして変身した姿。スピードに優れており、ジオウⅡの予知を上回るスピードで行動可能。専用武器は鋭い刃を持つジカンジャックロー つめモード。
なお、ゲイツリバイブは、変身中にゲイツリバイブライドウォッチを180度回転させることで、剛烈から疾風、疾風から剛烈と自在にフォームチェンジできる。
今週のアイテム
ゲイツリバイブライドウォッチ
シノビ、クイズ、キカイ、3つのミライドウォッチから生み出されたブランクのゲイツリバイブライドウォッチが変化したライドウォッチ。ゲイツがゲイツリバイブに変身するのに使用する。