第31話
暗闇のふたり、互いを信じて。

30話、ご視聴いただきありがとうございました。
30,31話の試写を見た石森プロの田嶋さん曰く


「青春が眩しすぎる……」


だそうです笑

新学期
転校生
新入生への部活勧誘
今は仲良しの友達の、自分は知らない過去を知っている友達。
そして…自分でもわからない、ままならぬ感情。

大人になるとすっかり忘れてしまいますが、そういえばそんな日常が…我々にもあったかもしれません。笑


「仮面ライダーガッチャード」は主人公・一ノ瀬宝太郎の物語ですが、
第2の主人公・九堂りんねの物語でもあります。

むしろ当初から主人公的なバックストーリーを与えられていたのはりんねの方。
いまではすっかり宝太郎に流されて？色々様子の可怪しい部分も見え隠れしてしまっておりますが、本来の彼女は複雑な背景を抱えたクールな少女でした。

少し前に錬金術師として、信念を手に「変身」した彼女でしたが、
今度は一介の女子高生としても「変身」する時が来たようです。


というか一見、

ロミオとジュリエットとか、
美少女転校生とか、
どこかで見た気がする漫才コンビ二人組のカメオ出演とか！（2人ともありがとうございました！笑）

前回のノリを引きずってうっかり各話エピソードかと思ってしまいそうですが、

今回は縦軸回！

なので色々進みます。
次回も本当に最後の最後の瞬間まで気を抜かずに御覧ください。

幕間を挟んで、再び幕を上げた仮面ライダーガッチャード。
ここから更に加速していきますのでゆめゆめお見逃しなきよう。



ところで……
てれびくん超バトルDVD「仮面ライダーガッチャード　どうする！？宝太郎とりんねがいれかわっちゃった！！」

そろそろご注文いただいた皆様のお手元に届く頃かと思います。
実は今回の超バトルDVD、実は本編連動でした。（時系列的に言えば映画直後の15.75話といったところ）
なので、28,29話で「ファイヤマルス」が宝太郎の手元にあったというわけです

ということは「インフェニックス」も……？



ご期待ください。

（文責：湊 陽祐）

第30話ご視聴ありがとうございました！




マンモスマルガムの冷凍化攻撃の犠牲となってしまった静奈。

再び絶望に突き落とされたりんね。

「久しぶりの高校生活回です！」と銘打っていたので、
甘酸っぱさだけをイメージしていて驚いた方もいたのでは・・・？


ふたを開けてみたら、
甘酸っぱいどころかだいぶ苦みもある、
なかなか胸に来る青春回・前半となりました・・・！

これはなんといっても、
松本さんと今回ゲスト・松澤可苑さんのお芝居の掛け合い、
そして山口監督演出がガッチャンコしたことによる相乗効果！


ということで早速ですがゲスト紹介1人目！



美少女転校生・九十九静奈を演じていただいたのは、
松澤可苑さん！

静奈は、落ち着いたりんねとは正反対の、
キャピキャピと人懐っこい「あざと可愛い女子」という役柄。

そんなこちらのオーダーをばっちり体現してくださいました！

3年生に進級した宝太郎たちのもとに転校生としてやってきましたが、
実は宝太郎とは昔からの知り合い。


その再会を「運命かも～！」なんて言うもんだから
周りはびっくり。

さらに静奈は、加治木も含めどんどんと距離を縮めていきます。

それを見て何とも複雑な表情のりんね。

それもそのはず、
半年以上かけて宝太郎や加治木と関係値を築いたりんね。

そんな自分と違い、
一瞬で仲良くなってしまう静奈を見てしまったら・・・こうなるかも。




ちなみに、3年生になってもこちらの友情は健在！
同じクラスになれて良かったね！

加治木は聖さんとも連絡をとり続けているようで

変な方向にすすまなくて良かったです！（？）





さて、富良洲高校では新入生に向けた「部活紹介」が行われていました。


＼つぎはお笑い研究会で～す！／

ん？？？？

なんかこの人達見覚えが…

そうですね、そうなんです。（？）


こちらのキャスティングは、
山口監督と松浦APが仕組んだものでございます。

さすが縁というのは素晴らしいものです。



ということで、ゲスト紹介2組目！

お笑い研究会の生徒・スズキ役として鈴木浩文さん、
同じくタカハシ役としてタカハシシンノスケさんに
特別にご出演いただきました！

キジに見えなくもないピンクの鳥をつけ、
槍っぽい棒も持っていただきましたが、残念ながら一切使いませんでした。

劇中の漫才の原案は、なんと
鈴木さんが作成してくださったもの。

現場では観客の芝居ではない本物の笑いをガッチャされていました！
さすがです！！

ご出演いただき、ありがとうございました！！




そして、この撮影には
観客生徒・教員役としてTTFCエキストラの皆様にもご協力いただきました！

ガッチャードのエキストラに来て
まさかのサプライズだったのでは！


そんな可能性もあるTTFCエキストラ、
4/12（金）横浜市内某所にて、絶賛募集中！

締め切りは4/7（日）本日まで！
ぜひ奮ってご応募ください！

ということで、
TTFCエキストラの皆様、ご参加いただきありがとうございました！！





さて、そんなお笑い研究会の後、
出にくそう～に出てきたのが演劇部の御厨くん。

何だか様子がおかしく、
必死で新入生に入部をお願いする彼。

そんな御厨君を演じていただいたのは、
松藤史恩さんです！

なんと松藤さん、お芝居を始めたのは0歳の時だったそうで、
15歳にしてキャリアは15年目！

現場でもとてもしっかりされていて、
演劇に熱い思いを持つ御厨を解像度高く演じてくださいました。

さて、そんな必死の御厨を見ていた宝太郎とりんね。

そして、それをさらに見ていたもう一人の人物が。

りんねが静奈を気にしていた一方で、
静奈も宝太郎の隣にいるりんねの存在が気になっていたんですね。

お互い向けあっている視線と表情がリアル・・・！

これまでのガッチャードにはなかった
女の子たちのドラマが始まる感じ、わくわくしますねえ！



御厨の様子が気になった宝太郎たちは、
加治木を連れて御厨のもとへ。
演劇部が抱える「事情」を聞き出しました。

演劇部員は現在御厨1人のみで、
新入部員を5人いれないと廃部になってしまうとのこと。


しかし御厨は、中学生のときに富良洲高校文化祭で見た
「ロミオとジュリエット」に憧れ、
自分もその公演がしたいという「ガッチャ」を持っていました。


そこで宝太郎たちは
新入部員勧誘として「ロミオとジュリエット」の上演を手伝うことに！


＼宝太郎がロミオ役に決定！／

そこに登場したのが静奈。

なんと、ジュリエット役に立候補！

このさりげないボディータッチ、
さすがのあざとい系女子、やりおりますね～！

加治木のジュリエットやりたい主張も押し切ってしまいました。
（いやなんで加治木はジュリエットやりたいんだよ）




ここで制作裏話！

今回、久しぶりの高校生活回をやることは決まっていて、
制作会議ではどんなアオハルをやるか、脚本の長谷川さんと考えました。

そこで松浦Pから出たのが「ロミオとジュリエット」！

実は長谷川さんもかつてロミジュリ劇をやったことがあるらしく、
ノリノリで「ガッチャード版・ロミジュリ回」を書き上げてくださいました！


ところで、ロミジュリ劇というと、学生がやることとしてベタなイメージがありましたが、
今の若い世代には、ロミジュリを知らない方もいるようで・・・！

なので、蓮華や錆丸が知らないのも案外リアルな描写。


キャストの本島くん、松本さん達もやはりしっかり内容は知らなかったようで、
映画や本などで勉強してくださったそうです。
（そういう私もちゃんと中身を知らず、映画を見ました）



そんな事情もあって、取り入れられたのが御厨紙芝居！

こちらの紙芝居は、
絵コンテを担当いただいている、三浦駿樹さんが作成くださいました！

ファンタジックかつロマンティックな涙を誘う、素敵な絵に！
三浦さん、ありがとうございます！




さて、キッチンいちのせで蓮華と錆丸の参加も無事決定！


すると、そこに再び静奈が登場。

静奈は昔キッチンいちのせにもよく遊びに来ていたようで、
珠美とも面識がありました。


子供の頃の結婚の話や、キスシーンの話に
どんどん表情が曇っていくりんね。

ついには拳を握りしめ、
耐えきれず出て行ってしまいました。




一方の錬金アカデミー。

ラケシスは鏡花の助手に就任。
今後は鏡花の研究を手伝っていくようです。

そこに天井を突き破ってやってきたクロトー。

彼女の目的は、ラケシスを取り戻し、
元の冥黒の三姉妹、「3人一緒」に戻ること。

しかし、それを拒むラケシス。


クロトーは怒りにまかせ、現れたスパナにドレッド参式で襲いかかります。

参式を使いこなすには同様の力が必要。

クロトーにはまだその能力はなく、ヴァルバラドはクロトーを圧倒。

そんなクロトーをかばったのはラケシスでした。

クロトーの悲痛な叫び、胸に来るものがありましたね。





しかし、三姉妹のもうひとり、アトロポスが持つ目的は違うよう。

アトロポスが求めるのは、グリオンの仇討ち。
ラケシスが言うように、
彼女には他の2人以上にグリオンにかける思いがあったようです。


同じように、仇討ちを誓う悪意人形の「お兄様」たちが合体。
「ブリザンモス」を取り込み、マンモスマルガムへと姿を変えました。

ブリザンモス、マンモスマルガムの声を担当いただいたのは、
山下誠一郎さんです！

5体の悪意人形が元になった、強さ・恨み増し増しの
最強マルガムを演じていただきました！


ちなみに、序盤に登場した「ナンモナイト」もご担当いただきました！
こちらは今後またご登場いただく予定なのでぜひお楽しみに！

さて、静奈から「宝太郎と付き合っているのか」と
問い詰められていたりんね。

静奈はやはり宝太郎に好意を抱いていました。
（意外とモテる宝太郎！）

クラスでも2人についてリサーチしたとの事。



ちなみに、これは裏設定というほどではないですが
宝太郎とりんね（と加治木）はクラスの中で
「少し浮いている存在」というイメージで物語を制作していました。
（嫌われているとかではなく、あくまで「あまり話したことがない変わった子」のイメージ）


りんねは、元々の性格と錬金アカデミーでの裏の顔を持っていることから
周りから距離をとっていて、

宝太郎は、店の手伝いと錬金アカデミーもあって部活などには入っておらず、
周りと仲良くなりにくい環境だった、

超常惑星マニアの加治木は言わずもがなですね…！


そんな感じなので、
静奈がリサーチしても2人の関係性の真相を知っている人はおらず、
直接問い詰めにきたのでした。

そんな状況の中現れたアトロポスとマンモスマルガム。


りんねの感情を本人以上に理解し、
それを利用するためにやってくるのがアトロポスの恐ろしさ。


静奈を氷漬けにして見せつけ、
りんねを精神的に執拗に痛めつけます。


「静奈の存在が邪魔」


否定するりんねでしたが、心が支配されてどうにも戦えない。


畳みかけるように、
アトロポスはグリオンが自分の父親＝自分を作り出した人物であることを
漏らしました。

そんな中助けに現れる宝太郎も、

りんねを庇ったことで下半身を氷漬けにされてしまいます。

アトロポスの言葉に動揺し、自分の負の感情に支配され、

うまく戦うことができない・・・

静奈は死んでしまったかもしれない・・・

宝太郎まで氷漬けになってしまった・・・


今まで以上に絶体絶命のりんね。

果たしてこの状況を打開することはできるのか・・・？

ということで、
本編は胸が締め付けられる終わり方だったので、
こちらは素敵なオフショットで締めたいと思います！



この回の撮影期間中、
誕生日を迎えられたスパナ役・藤林くん！

現場のみんなでお祝いさせていただきました！

山口監督よりケーキの贈呈！

ゲストのお二人もお祝いしてくださり、
とってもにぎやかな誕生祝いとなりました！

改めておめでとうございました！

ライドケミーカードを一斉開封するみなさんもパチリ。

お兄様たちに笑っちゃっているアトロポス様。

ということで、
今週の富良洲高校掲示板はここまで～！


来週の展開もお見逃しなく！！

（文責：原島果歩）