35話
慕情Ⅲ：姉の願い　弟の願い

33、34話はメイン監督の中澤監督に新しい世界をがっちり撮っていただきました。とうとう沙羅までデザグラに参戦……。志田音々さんは、ナチュラルで透明感のある女優さんですね。彼女の健気さ、明るさが、ハードなデザイアロワイヤルと対照的になっていきますが……この先も見逃せません。

さて、次回の35話のサプライズとは……初のテレビ本編を撮る福沢博文監督です！
レッドアクション所属、スーパー戦隊では歴代のレッド（シンケンレッドやゴーカイレッド等など…）を演じ、戦隊シリーズのアクション監督としてご活躍の、福沢さんが満を持しての監督登板となります。
田崎監督が、自ら「ドンブラザーズからの第２の刺客」とキャスト達に言ってましたが、そのあとに「次は、第３の刺客も来るから」と話しておりました。

アクション監督から監督をされた方…というと、金田治監督がいらっしゃいますね。「仮面ライダー鎧武」では、夏映画、Vシネマを始め、多くを金田監督に撮っていただきました。「芝居で1歩前に出る、これもアクションだ」という、気持ちのノセ方が、とても素晴らしいです。
金田監督もメタルヒーローの頃に、「監督やってみたら」とP陣（当時は堀プロデューサーでしょうか）に勧められたことがきっかけだそうです。

2話ごとに交代していく監督に対し、アクション監督は全話を担当。作品も毎年続いていくことも多く、無限のアイデア出しが求められます。
「ゴーバスターズ」からアクション監督を担当された福沢監督は、毎年、立体的なアクション、引き出しの広さから各監督からの信頼も厚いです。
何よりインプットも早い。「あの映画観た？」と、アクション映画の感想を一番に語るのは福沢監督です。韓国映画から、ウサギのガンアクションアニメまで……様々な作品をいち早く観て、「あそこがすごかった、良かった」「こういう撮り方なんだよね！」とスタッフと少年のように語る姿が印象深いです。
そんな福沢さんなら、どんなドラマを撮るんだろう…しかも仮面ライダーで…というのは、中澤監督とも話していたことです。35、36話、どうぞご注目下さい。

（文責：武部直美）

「創世の女神」となった母親を利用していたDGP運営を許せぬ浮世英寿は、チラミに襲いかかる。
そして、ふたりが繰り広げる激闘の間隙を突く形で、吾妻道長が炸裂させた必殺技の直撃を受け、チラミは消滅。
ジーンが息を呑んで見守るなか、再び対峙する英寿と道長。そこに「デザイアグランプリ」創始者であるスエルが現れ、新たなゲーム「デザイアロワイヤル」の開幕が告げられる。
英寿と道長のほか、参加者として選ばれたのは鞍馬祢音と五十鈴大智。
そして、消滅してしまった弟・桜井景和の復活と引き換えに、ケケラに導かれた桜井沙羅が参加を決め、祢音と行動をともにする。
前回参加したデザイアグランプリで失格の要因となった景和の姉ということで、怒りの大智は沙羅を執拗に狙うも、そこに復活した景和、さらには道長や英寿まで現れ、戦いは混迷を極めていく。
デザイアグランプリの存在は是か非か、それぞれの思惑を胸に、生き残りを懸けた新たなゲームが始まった。

34話『慕情Ⅱ:ギーツの矛先』
ご視聴ありがとうございました。

英寿復活！？
チラミ爆散！？
沙羅変身！？

およそ30分番組とは思えないほど怒涛の展開でした🦊

それではこぼしていきましょう。

■チラミフォーエバー💥

陽気で楽しいゲームマスター・チラミさん🕶️