40話
追憶のアラモード

中澤組、後半話です。初登板から重要回をご担当いただいています。

デンテの声を演じる多田野曜平さん、以前の「ひとくち話」でも触れていますが、「超光戦士シャンゼリオン」（1996年！）という番組で、怪人、そのときは変身前の俳優としても演じていただきました。
特撮番組の声優さんをキャスティングするときの心得（持論）は、実写と馴染みがよいお芝居をして下さる方。…というので、舞台をやっていたり、吹替の多い方を選ぶことがあります。
「電王」も関俊彦さんはずっと舞台をライフワークにされていましたし、遊佐さんもてらそまさんも吹替の多い方でした。（と、いきなり電王秘話）
浅沼さんのジュランもよかったですよね。（劇団やっていらっしゃいます）
スーツアクターの方とのシンクロも早い気がするのです。

デンテを演じるのは、ベテランアクター、岡元次郎さんです。
アクターを決めるときは、藤田アクション監督に相談します。
「次郎さんなら知念くんを助けて支えてくれそうだから」といった藤田さんの考えもふまえて、キャスティングとなりました。
と、デンテ話が長くなりましたが、お二人のおかげでデンテというキャラが愛すべき存在になったと思います。
探し求めていたのに、というのは、究極のスイーツを食べてみたかったデンテの思いかもしれません。
次回、ラキアの思いも一歩進みます。もちろん新フォームもお目見え！どうぞお見逃しなく。

（文責：武部直美）