2021年 9月 26日放送

第4話 「足りない愛情!アブナイ悪魔誕生!」

脚本: 木下半太

監督: 杉原輝昭

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コング・デッドマンを倒し、
無事に妹のさくらと幼馴染の彩夏を救出した一輝。

だが、さくらたちを人質に取った男はコングバイスタンプを
使用していないという。

コングバイスタンプを回収しない限りは、いずれまた
同じような惨劇が起きてしまう。
それどころか、デッドマンズには更に凶悪な
上級悪魔を生み出すと手段があるようで…

焦る大二とは裏腹に、未だ仮面ライダーとしての
自覚に乏しく、煮え切らない一輝。

兄弟の関係に、ヒビが…!?
そして、コングバイスタンプの持ち主は誰だ…!?

見どころ

1、2話では一輝とバイスの関係が描かれまして、杉原監督をお迎えしての3、4話。

前半にあたる3話は、人質事件が発生する中で3兄妹の中でも特に、弟の大二と
妹のさくらがどんな人物なのかを提示できればいいなあと思っておりました。

さくらは、若さゆえの怖いもの知らずなところがストロングポイントでありますが、
きっとウィークポイントでもあるのかなあ…
誘拐犯に対してのあの物おじしない物言いはカッコいいけど不安になりますよね笑

そして、単純に強いという…
おそらく五十嵐3兄弟の中で最強の運動神経を備えているものと思われます。

演じる井本彩花ちゃんは、アクションはビギナーですがバレエ経験者ゆえ、
非常に体幹が優れていて、それが回し蹴りの素晴らしいフォームに現れていましたね!

大二は、皆さんお気づきの通り、兄に対する嫉妬や劣等感というものを少なからず秘めているようです。
大二自身もスペックは高い上に努力ができる人間で、兄と同じフィールドではなく別の場所でならより輝けるはず!
という考えの元、フェニックスに入隊したわけですが…
一輝が変身を遂げたことで、結局自分のテリトリーに寄ってきてしまったという…
自分の精神的な脆さが原因とはいえ、不憫なやつです。
もちろん一輝のことを「嫌い」なわけではないのだと思いたいですが…

4話では、そんな2人のデッドマンズ事件に対するスタンスの違いから
ちょっとした衝突が起きてしまいます。
世界より銭湯の兄・一輝と、銭湯より世界の弟・大二。
この2人の行く末を見守っていただければと思います!

また、本作は「人間から悪魔を解き放つ」ことによって怪人が生まれますので、
仮面ライダーのミッションは、怪人を倒すということは当たり前としてありつつ、
もう一つ、「スタンプを使用している人間を突き止めて、2度と悪用しないように
回収する」ということが重要になってきます。

この特徴を活かして、今後も
「悪魔を倒す」=アクションだけじゃなく、
「悪魔を生んだ犯人を見つける」=サスペンス、ミステリーという
要素でも楽しめるような展開を用意しておりますのでご期待くださいませ!

とはいえ、4話ではついに話題沸騰の
ホバーバイクが大活躍する大アクション回であります。

派手でインパクト抜群の画作りに定評のある杉原監督。
合成カットや、エフェクトが入る前の「ラッシュ」
という状態で、私たちは一旦試写をするわけですが、
監督の作品は、その際、割と何が行われているのか分からない笑
「監督、あそこでは一体何が起きているんでしょうか?」といつも質問責めにしてしまいます。
自信たっぷりに身振り手振り交えて説明してくださる
のですが、それでも監督が描いているであろう画を
共有するのは非常に難易度が高いのであります。
で、完成した映像を見て、「ははあ〜お見それいたしました〜」となるわけです笑

4話におきましては、まさに上に書いたようなやりとりが行われまして、結果、圧巻の映像に仕上がっております。

本当に、瞬きしている暇もなさそうでしたので…
目薬をさして、十分潤った目で、1コマも見逃さないように
お願いいたします!

(文責・望月 卓)

第3話 あとがき

一輝の幼馴染である彩夏の登場、さくら演じる井本さんの見事な回し蹴りが炸裂した見応え抜群の
第3話「人質トラブル、どうする兄弟!?」いかがでしたでしょうか?
今回は、巷で崇拝者が増えている(!?)と噂の悪魔崇拝組織デッドマンズの皆々様をご紹介します。



アギレラ:浅倉唯

真紅のドレスに身を包み、熱い視線の眼差しにあるのはギフ様…。デッドマンズを束ねる美しき悪の女王、アギレラを演じるのは浅倉唯さんです!
ご本人に合わせて作られた世界で一つだけの衣裳。何度も何度もフィッティングを重ね、浅倉さんにピッタリ合う最高に素敵な衣裳が出来上がりました。皆さんも気になるデッドマンズの衣裳制作秘話についてはまた別の機会に。浅倉さんの最高にキュートな「ぴえん」にもご注目を!


オルテカ:関隼汰

アギレラの右腕としてデッドマンズを支えるオルテカを演じるのは関隼汰くんです。
デッドマンズでは唯一、映画から登場しているキャラクターがオルテカです。関くんのリバイスとしての初仕事はアフレコでした!初アフレコに体当たりで挑み、オルテカというキャラクターを見事に「声」から作り上げてくれました。幼少から大学までガッツリ野球をしていた野球少年の関くん。生身のアクションに興味津々とのことで、この先が楽しみです!


フリオ:八条院蔵人

アギレラのボディガードであるフリオを演じるのは八条院蔵人くん。
前髪ぱっつんヘアーをここまで格好良く魅せられる人を筆者は知りません!奇抜な衣裳も見事に着こなし、日々お芝居に、日々フリオと向き合っております。フリオを共に演じるアクターの榮男樹さんと現場が一緒の際は、二人で相談し合いながら、フリオというキャラクターを作り込んでいます。

まだまだ進化の止まらないデッドマンズ。これからもっともっと崇拝者を増やしていくことでしょう!


〜ゲスト通信〜

一輝の幼馴染である桶谷彩夏を演じたのは内海誠子さんです。前田くんら若手レギュラー陣と年齢が近いこともあり、撮影初日からレギュラーのみんなと打ち解けるスーパーコミュ力を発揮した内海さん。ただ、撮影が始まるとその表情は一変。彩夏を演じるのではなく、彩夏が憑依しているかのごとく空気をガラリと変え撮影に臨む姿がとても印象的でした。そして、彩夏の母親を演じたのは遠藤久美子さん!!妹の美春を演じたのは清水香帆さんです!桶谷家族は4話にも引き続き登場します。遠藤さん・清水さんの見せ場は4話にたっぷりありますので、どうぞお楽しみに!

立てこもり事件の犯人・吉田浪夫を演じたのは、映画作品に数多く出演している松浦祐也さんです。
衣装合わせの際、なんでもやるよなんでもオッケー!と終始ノリノリな松浦さん。撮影期間は短かったのですが、怪しさ・クセ満点のお芝居が最高でした。撮影終了後、「次の登場は10話だっけ?」と大真面目な顔でボケをかます松浦さんも最高でした。


名コンビ、再びキターーー!

「劇場版仮面ライダーリバイス」をご覧になった方は、ピンと来ましたね!そう、映画にも登場した小谷・大山コンビがテレビにも登場です!しゅはまはるみさん・濱津隆之さんの名(迷?)コンビ、堪能していただけましたでしょうか?
映画のストーリーも混ざり合い、仮面ライダーリバイスの物語は更に加速していきます。
解決していたかに見えた事件はまだ終わっておりません。
次回、第4話も刮目してご覧ください!!

(文責・百瀬 龍介)