2022年 1月 23日放送

第19話 「デモンズ注意報、ヒロミ包囲網!?」

脚本: 毛利亘宏

監督: 坂本浩一

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怒りも、恐怖も乗り越えて、
ボルケーノ&バリッドの力でフリオを分離
することに成功した一輝たち。
この力を使って、まずはオルテカを止めることが
最優先だと強く決意する。

一方オルテカは、リバイスの力を警戒。
狙いを定めたのは…不調をきたしている
と思しき仮面ライダーデモンズ。

その頃、ヒロミは
若林優次郎の墓の前に立っていた。

自分の体内年齢が80歳を超えているという
衝撃の事実は、デモンズドライバーを
使用したことによる肉体の酷使が原因
なのか、それとも…

優次郎への弔いの気持ちとともに
己の身体への不安の思いを
逡巡するヒロミの前に、
フェニックスの同期ー田淵竜彦と山桐千草
が現れる。

久しぶりの同期の再会、かと思いきや
何やら一色即発でー。

見どころ

わだかまりが解けたと思った矢先のオルテカの凶行…
少しシリーズとしては刺激が強めの
出来事だったかもしれませんが、
だからこそ、それを乗り越えて前に進んでいく五十嵐三兄妹、
その悲しみと悔恨を胸に次なる一歩を踏み出すフリオ改め玉置豪の
今後を見てほしい、見守って欲しいと思います。

と同時に、一刻も早く止めないといけないのは
オルテカであるということも明らかとなりました。
現時点でのリバイス最悪の悪魔として、これから
物語を牽引していく存在として、
皆さまには大いに嫌いになってもらえればと思います。

ここでフリオ演じる八条院君に賛辞を。
とても真面目な彼は、今回の台本をもらってから
全身全霊で撮影に臨んでおりました。
真面目に考えすぎて柔軟さがなくなって
しまうのが欠点だと言って悩んでいた八条院君ですが、
それは裏を返せば個性であり彼のアプローチの方法であり、
簡単なこと、つまり長所にしてしまえばいいんです。
今回、そんな自分との戦いから逃げずにとことん「真面目に」
フリオをやり遂げてくれましたが、「真面目さ」を武器にこれから
勝負していけばいいんだと少し気づけたのではないかなと
思わせてくれるような、素晴らしいお芝居であったと思います!

もちろん、一輝とバイスが覚悟を決める一連のシーンの
前田君と永徳さん、そして木村昴さんのチームワークが
作り出した熱い画もこのエピソードのハイライトの一つですね。
バイスが一輝に肩を貸して病院のロビーを進んでいく
シーンはこのシリーズでも屈指のお気に入りです。
(スラムダ○クに勝るとも劣らない!)

さて、次回からはみんな大好きヒロミさんを
取り巻くエピソード。
年末から何やら本調子でなさそうだったヒロミの
身体はなんと「80歳相当」だということですが…
その原因はおそらく「デモンズドライバー」に
あるのでしょう。
そのデモンズドライバーを狙うオルテカの
権謀術数の中で、ヒロミはおそらく厳しい
現実に直面することになると思いますが、
その時彼がどう行動するか…
ヒロミのような男ですら堕ちてしまうのか、
屈しないのか、それとも…
八条院君からバトンを渡された
小松君の熱演と合わせて注目していただければと
思います。

そして、まだまだ劇場では「仮面ライダー
 ビヨンドジェネレーション」が公開中ですが
新たなコンテンツがTELASAにて発表になりました!
特報にいらっしゃるシルエットの数々は一体誰だ…!?
それは次週また明らかになりますが、
順次、開示していきますのでお楽しみに!
とはいえ配信はもうすぐ1/30からですので
指を数えてご期待の中でお待ちくださいませ〜!

詳細はこちらからどうぞ!
https://navi.telasa.jp/kamenrider/

テレビに、映画に、配信に、てれびくんに!笑
仮面ライダーリバイスで2022年は存分にお楽しみくださいませ!

第18話 あとがき

■smile…….

18話いかがでしたでしょうか。危険な力・ボルケーノを使いこなすために必要だったのは、一輝が自分自身(=バイス)と向き合い、認め受け入れることでした。時には目を背けたくなるような自分の「負」の部分。仮面ライダーへの変身を通して、まさにその化身との言うべき「悪魔」の存在を知り、それぞれの形で向き合っていく五十嵐三兄妹の姿も、リバイスの物語に込められたメッセージでもあります。
ボルケーノの真価によって達成した、フェーズ3であるフリオの分離。フリオが最も憎んでいた「裏切り」の矛先は、親友・陽介の過去の過ちではなく、自分自身へ向けられていたものでした。
木下さんの脚本から演出の杉原監督へと物語のバトンが渡ったところで、杉原監督は陽介のキャラクターを「スゲーいいやつ」と解釈しました。玉置のもとに行くことができなかった理由を言い訳することなく、玉置が傷ついた事実にのみ向き合って、友達に戻りたいと伝えるためだけに走り回った陽介が遺した「スマイル」という言葉。ギフテリアンに飲まれてゆく彼の最期の言葉として据えたのは、杉原監督のアイディアでした。
年明けの新章スタートにおいて物語の中心を担った八条院蔵人さんも、怒り、悲しみという激しい感情を、魂を込めて演じきってくれました。これからも様々な感情のぶつかり合いが描かれるリバイスの人間ドラマにご期待ください。



■Who is she?

御子柴朱美:藤岡沙也香
前回の予告画像掲載時より話題を集めていた白衣の女性。正体はフェニックス専属の医・御子柴朱美。演じるのは藤岡沙也香さんです。元宝塚の娘役として活躍し、ミュージカルなどでも存在感が光ります。
赤のグラデーションという特徴的な髪色は、朱美役のために五時間かけて染めてくださったものです。
朱美のキャラクターイメージは、杉原監督いわく、某近未来SF警察アニメに登場する金髪にくわえ煙草の似合う分析官とのこと。ヒロミの体に起きている変化を知り、医師としての助言を突き付ける彼女は今後、力強い味方となるのか、それとも――?
次回描かれるのはヒロミの訓練生時代! お待たせしました、カメレオンに成り代わられる前の本物の若林司令官の姿が本編で描かれます。そして、ヒロミの同期達の顔ぶれからそこはかとなく“ヒーロー”の香りが……?
次々と登場する魅力的なキャラクター。皆様の推しは決まりましたでしょうか? 今後まだまだ複雑に動いていく相関図にもご注目ください。

(文責・近松 知佳)




■「ビヨジェネ」大ヒット御礼企画!?!
奇跡のビフォーアフター!?老狩崎までの軌跡!!!


冬映画の予告で登場したこの御仁。

演じているのは、テレビ本編でジョージ・狩崎を演じている濱尾ノリタカくんです。
そうです、本作において狩崎はおじいちゃんの姿でも登場しているのです!
現場では、「狩崎老人ver」→「老狩崎」→「ローカリ」と最終的にはめちゃめちゃポップな呼称で呼ばれてました。
まだ見れてない方は、是非劇場でその真相を確かめて頂きたいのですが、今回はそんなローカリこと老狩崎が出来るまでの軌跡をお届けします。

まずは、「肌に優しい」特殊な生地を貼り付けます。

これだけでも雰囲気満点。
そこにコンタクトと立派な髭を追加。

おおお!おおお!!
めちゃめちゃファンキーなおじいちゃん。
(近所に住んでたら絶対仲良くなりたい。)
心の声はさておき、そこに白髪のカツラを付けます。

濱尾くんもこの表情!
からのファンキーおじいちゃん!!

近所に住んでたら絶対仲良くなりたい。(2回目)
『仮面ライダーゼロワン』でもヒューマギアの特殊メイクでお世話になったゾンビストックさんとヘアメイクさんの協力(強力)タッグで、ヘアメイクは完成!

リバイス1のファッショニスタ「ノリタカ・ハマオ」と、スタイリスト村瀬さんと相談しながら決めた渾身の一着を身に纏い、老狩崎の完成です!



<老狩崎・完全体>


2枚目のファンキーな写真にご注目。
濱尾くんの表情も最高なのですが、手の甲をよーく見てみてください。
手にもしっかりと年齢を重ねた様子を表現しているのです!
細かいところまでしっかりと手を抜かないスタッフさんに脱帽です。



<ビフォーアフター>

そして、スタッフの総力を結集して完成させた老狩崎に芝居で応えた濱尾くん。
現代の狩崎と老狩崎の一人二役を見事に演じ切ってくれました!
豪華キャスト・声優陣に負けず劣らず、全身全霊で作品に取り組んだリバイスレギュラー陣の勇姿をぜひぜひ劇場でチェケラ!!!
新年一発目の映画初めは、是非ともビヨジェネで。

(文責・百瀬 龍介)