2021年 12月 19日放送

第15話 「撲滅!対決!デッドマンズ!」

脚本: 木下半太

監督: 諸田敏

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ギフ様との結婚の儀式を控えてご機嫌の
アギレラに突きつけられる衝撃の真実。
それは、アギレラこそが偉大なるギフ様の
復活に必要な生贄であったということ…。

茫然自失のアギレラと、卑しい笑みを浮かべる
オルテカを前にして、フリオが怒りの抵抗を
試みるが、多勢に無勢、取り押さえられてしまう。

アギレラとギフ様の結婚の儀式ならぬ、
アギレラをギフ様に捧げる儀式が始まろうとしていた。

一方、ギフスタンプを若林優次郎に化けていた
カメレオン・デッドマンに奪われたフェニックス
では、逆襲の準備が進められていた。
もはや待ったなし、デッドマンズの本拠地へ
乗り込み、ギフ様の復活を阻止しなくてはならない。

だが、肝心の本拠地の場所を特定できない。
唯一の手がかりは…デッドマンズと接触していたカゲロウ。

一輝とさくらは、抵抗する大二をよそに、
カゲロウを呼び出そうと思い立ち…

見どころ

リバイスの企画立ち上げの際に、
脚本の木下半太さんとやいのやいの打ち合わせ
する中で、私が冗談半分で「毎話1回、木下さんの
代名詞のどんでん返しを入れていきましょう!」
と言い、木下さんが「いや〜そう毎回はさすがに
難儀ですねえ」と返す、なんてやり取りがあったことを
昨日のことのように覚えておりますが、
木下さん、大いにやってくれるじゃないですか!笑

14話におかれましては、若林司令官という人物をひっくり返し、
デッドマンズの関係性をもどんでん返しました。

僕たちが若林司令官だと《思い込んでいた》人物は、
1話のウラで本人を殺め、なりすましていた偽物でした。
カメレオンの能力、そういう意味ではチートこの上ない。
うまく使えば、もっと首尾よくギフスタンプをゲットできた
でしょうに…そこは、司令官という居心地の良さを
満喫していたのか、悦に浸っていたのか…この潜入事態が
元の男の歪んだ人間性による「遊び」の側面もあるのでは
ないかと推測されます。
一体、どんな男なのでしょうね。

デッドマンズの関係性も、15話からは一気に今までとは
異なる展開を見せそうですが、五十嵐三兄妹(とヒロミ)
擁するフェニックスとの全面対決の中で、それぞれの
進むべき道が少しずつ朧げに浮かび上がってきます。
その道は結束へ繋がるか、はたまた崩壊へ通じるのか…

12月に入って一気に気温は寒くなりましたが、
リバイスの物語は熱くなっていく一方です。

ここまでの総決算であると同時に、年始以降へと続く
新展開の序章とも言える15、16話となっておりますので
絶対にお見逃しなきよう!よろしくお願いいたします。


また、週末の17日からはついに!
「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」が
公開となります。

例年、この冬の劇場版というのは新番組が放送
される前から企画されます。
「仮面ライダーリバイス」も多分に漏れず、
どんな評価を受けるかもわからず、この冬の
時点での展開も大枠はあれどカッチリ決め込んで
いない状況で、文字通り手探りの中で
始まりました。

そこで大事にしたのはテーマを「家族」に
置くということ。ここだけはブレずにやろうと。
それを貫いた結果、ある意味お祭りの側面も強い劇場版
というフィールドにおいて、アクションが全面に出るよりも
色濃く、家族をテーマにしたドラマが光を放ちます。

50周年ということは、仮面ライダーの初期の放送を
ご覧になっていた世代はすでに、親世代をこえ、
お孫さんをお持ちでもおかしく無い。
すでに仮面ライダーは3世代で楽しんでいただける
壮大なコンテンツでもあります。

実は私は父親を亡くしており、
公開の翌日、12月18日で丸10年となりますが、
この作品を3歳の息子の「映画館デビュー」に
したいと思っています。

幼少期に映画館に足繁く一緒に通ってくれた
父親がいなければ、このような映像の道に
進むこともありませんでしたし、このタイミングで
自分が今度は子供を連れて映画館に行く
ことも、何かの運命のように感じています。

たくさんの家族にとって、この作品が
よき思い出となりますように。
素敵な家族の1ページを紡いでもらえれば嬉しいなあと思います。

詳細は、公開されてからもう少し踏み込んで
お話ししたいと思いますが、すでに鑑賞していただいた
関係各位からは「仮面ライダーの映画で泣くと思わなかった」
「不覚にも涙が止まらなかった」という評価を
いただいております。

ぜひ、劇場でお待ちしております!






(文責・望月 卓)

第14話 あとがき

■艶・アギレラ様

遂にギフ様と婚礼の時――。ギフ様と家族になれる日を夢見てアギレラ様が選んだのは深紅のドレス。髪にはシルバーの花飾り。花びらを思わせるフリルを纏い、愛しのギフ様へ敬愛の眼差しを向ける立ち姿は美しく、撮影現場でもたくさんのため息が聞こえてきました。演じる浅倉唯さんも、さすがの着こなしです。


■幼い頃からの夢

幼いアギレラ:金子莉彩
第11話で「物心ついた時からデッドマンズにいた」とさくらに告げたアギレラ。14話ではそんなアギレラの幼少期の姿が。今に通じる赤いワンピース姿で、「ギフ様の花嫁」として、大切に育てられてきた様子。アギレラにとってはデッドマンズが本当の「家族」であるような、あたたかな思い出です。

信者:つついきえ(右)江見ひかる(左)
本編では映らなかったオフショットを公開。幼いアギレラの傍には優しく微笑む信者の女性。そして、ギフ様も傍でアギレラの成長を見守っていた様子……。


■青春! 最強! 女子高生!

さくらの友達:Angelina D、石川涼楓、平澤由理
14話では3兄妹の中で唯一学生であるさくらの学校生活の一端が描かれました。空手黒帯のさくらは友達からも頼られる存在。“イツメン”の3人はメガホンをとった上堀内監督による多様性を盛り込んだキャスティング。服装や髪型もにも高校生らしいフレッシュなセンスが光ります。

ラブコフもしっかり馴染んでいますね!



■裏切りとカメレオン

サブタイトル通り、正体を現したカメレオン・デッドマン。しかも1話で既に、本物の若林司令官はデッドマンの手にかかっていたという衝撃の事実。これまでの渋カッコイイ司令官の顔から一瞬での豹変を見せてくれた若林優次郎役の田邊和也さん。まさに“カメレオン”のごとく様々な表情を演じてくれました。

ヒロミが司令官になったばかりの頃、上司である司令官に誇らしげに報告する姿。この二人の過去のエピソードも今後公開させれる……かも!?
ヒロミにとっては辛い事実となりましたが、今後展開されていくそれぞれの熱いドラマにご期待ください。

(文責・近松 知佳)



〜『仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ』情報〜

百瀬龍之介:中尾明慶
百瀬秀夫:古田新太
仮面ライダー1号/本郷猛:藤岡真威人

上記の豪華ゲストに加え、新ゲスト並びに最強声優陣の情報が解禁されました!

ショッカー幹部:立木文彦

悪の秘密結社・ショッカーの幹部を演じるのは、立木文彦さん。
皆様ご存知の通り、立木さんは「仮面ライダークウガ」のナレーションや「仮面ライダーW」のガイアメモリをはじめ、数多くの仮面ライダーシリーズにご参加頂いているレジェンド声優。その立木さんが、声優としてではなく「俳優・立木文彦」としてご出演!!
柴﨑監督・衣裳部さんとアイデアを出し合いながら決めた衣裳は、立木さんご本人もお気に入りの一着。素敵な衣裳と素敵なお芝居をご堪能ください!

そして、ある封印が解けて現れたディアブロと、そのディアブロの体内から生まれた4人の悪魔の存在も明らかになりました。
ヒミコ・クリスパー、クフ・クリスパー、エジソン・クリスパー、レオニダス・クリスパー。歴史上の偉人の遺伝子情報が収められたクリスパースタンプを用いて出現する4人の悪魔たち。
セイバーとリバイスの前に立ちはだかる強敵悪魔たちを担当されたのもレジェンド声優の皆様でございます。


ディアブロ:上田燿司
ヒミコ・クリスパー:松本梨香
クフ・クリスパー:森川智之
エジソン・クリスパー:中尾隆聖
レオニダス・クリスパー:玄田哲章

アフレコ前の監督との打合せで、瞬時にキャラクターを作り上げる皆様たちの職人技に惚れ惚れするスタッフ一同。
声が吹き込まれることにより悪魔たちに生命が宿る、その場に立ち会えたことに筆者も感動でした。

ついに今週金曜日12月17日より「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」公開!
劇場の大スクリーンで見てください!
大事なことなのでもう一度。
是非是非、劇場で!!!

(文責・百瀬龍介)