用語辞典
- かいきにっしょく 【 皆既日食 】
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日食は、星の位置関係で、太陽と地球のあいだに月がくることで太陽の一部が欠けてみえること。皆既日食はこの日食により、太陽が完全に隠れる現象をいう。
詳細は不明だが、時間すら行き来する能力があるハイパーゼクターは、使用することで皆既日食が発生するという効果があった。さらにこの不自然な形で起こる皆既日食には「時空の裂け目」があり、そこを通って異世界へと移動することもできる。
- かいとうしゃどう 【 怪盗シャドウ 】
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宝石店など襲う、謎の怪盗。
その正体は、犯罪者を狙うという特徴をもつセパルチュラワームをおびき出すため、岬祐月や田所修一が芝居を打ち、世間を騒がせていたというものだった。[#19][#20]
- かつどん 【 カツ丼(仮面ライダーカブト) 】
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トンカツや甘辛いタレで煮た玉ねぎなどを卵でとじ、温かいご飯に乗せた料理。主に丼で提供され、尋問時における尋問対象に差し入れされる食べ物の定番ともされる。
カブト捕獲作戦によって、対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」に捕らえられた天道総司は、尋問する岬祐月に対し、飄々と「尋問と言えば」とカツ丼を要求した[#06]
- かぶとほかくさくせん 【 カブト捕獲作戦 】
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対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」の幹部、東省吾を中心に実行された仮面ライダーカブトの変身者、天道総司を拿捕するための作戦。
ZECTは、独自にワームと戦う仮面ライダーカブトを組織に引き込む、あるいは処分するため、あえてワームを野放しにすることでその変身者を特定しようとする。そして、天道が変身者であると確信すると、バイクで走行中のところを多数のゼクトルーパーで取り囲み、ZECTの施設へと連行した。[#05]
- かめんぶとうかい 【 マスカレード(仮面舞踏会) 】
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仮面を装着して素性を隠した状態の参加者たちによる舞踏会のこと。仮面を現すイタリア語「maschera(マスケラ)」が語源ともいわれている。
劇中では、警察に潜り込んだ天道総司がマスクドライダー計画について加賀美陸に質問した際、その比喩として口にした。[#25]
- かるぼなーら 【 カルボナーラ 】
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チーズ、鶏卵、豚の塩漬け肉、黒胡椒、ロングパスタのスパゲティなどで作るパスタ料理。
劇中では、天道総司が夕食として焼き茄子のサラダに合わせて作り、義妹の樹花と一緒に食べていた。[#29]
- かれーにつけもの 【 カレーにつけ物 】
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カレーライスと漬物。
高鳥蓮華が洋食店「ビストロサル」のアルバイトに立候補した際、天道総司から課題に出された「カレイの煮付け」を聞き違えて作った。7年も料理を食べていない蓮華が、それ以前に料理を作っていたのかどうかは不明。ただ、試食しようとした天道は本能的にスプーンを持つ手が止まっており、出来栄えはかなり酷いものだったと思われる。[#35]
- かれいのにつけ 【 カレイの煮付け 】
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カレイを調味料で味付けした煮汁で煮立てた煮物料理の一種。臭みを取るため生姜やネギを加えることが多い。一緒に盛り付けした煮汁にほぐした身をつけながら食べるので煮付けと呼ぶ。
劇中では、洋食店「ビストロサル」の厨房を預かっていた天道総司が、アルバイトに立候補した高鳥蓮華と影山瞬に課題料理として提示した。[#35]
- ぎたい 【 擬態 】
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対象の人間の外見や身に着けていた服や装飾品、さらには記憶までもコピーし、対象元の人間になりきることができる。ワームや一部のネイティブは擬態対象を始末することで、その人間になり切っていた。
しかし、すべてを完全にコピーできるわけではなく、体温や匂い、肌質などの違いからワームであると見破られることもあった。さらに、記憶もそのままコピーするため、人間としての記憶とワームの記憶が混在して記憶の板挟みに苦しんだり、自らを人間だと思い込むケースもある。
なお、妊婦を対象に擬態すると、胎児を含めて擬態することになり、生まれた子供もネイティブとなる。自分がネイティブとして生まれたことを知らず、人の姿のまま成長し、やがてネイティブの姿に覚醒した日下部ひよりがそれにあたる。
- きどうえれべーたー 【 軌道エレベーター 】
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宇宙ステーションと地上をつなぐ長大なエレベーター。「天空の梯子」とも呼ばれている。
対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」は、この軌道エレベーターで宇宙ステーションへと向かい、「天空の梯子計画」を実行しようとしていた。[#劇場版]
- きまぐれせんちょうのようきなしーふーどさらだ 【 気まぐれ船長の陽気なシーフードパスタ 】
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エビやタコといった海鮮素材、野菜、乾燥ショートパスタのフジッリと、トマトベースと思しきソースを合わせたイタリア料理。
劇中では対ワーム秘密組織「ZECT(ゼクト)」の加賀美陸が重要なパーティーの料理人を選ぶ試食会に登場したが、陸の評価は10点だった。[#29]
- きゃすとおふ 【 キャストオフ 】
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仮面ライダーカブトたちがマスクドフォームからライダーフォームにフォームチェンジする際に行う動作。そのため、マスクドフォームのない仮面ライダーキックホッパーと仮面ライダーパンチホッパー、仮面ライダーコーカサスなどはキャストオフを行わない。
各ゼクターを操作することで、上半身を覆う堅牢なアーマー、マスクドアーマーをパージ。スピードに優れ、超高速移動「クロックアップ」が発動可能なライダーフォームへとフォームチェンジする。その様子は、ワーム(サナギ体)が成体へと変態する様子にも似ている。
なお、ライダーフォームからマスクドフォームにフォームチェンジすることも可能で、こちらは「プットオン」と呼ばれる。
- きゅうきょくのちょうごうからーめん 【 究極の超豪華ラーメン 】
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神代剣(擬態)が、天道総司に決闘を申し込まれたと勘違いして出店した「高貴ラーメン剣」の看板メニュー。
フレンチ、中華、イタリアンなどの超有名シェフたちが、キャビア、フォアグラなどの高級素材で作り上げた。
TV番組でも紹介されたが、値段は300円と格安で提供されたため、注文されればされるほど店が赤字になるという重大な欠点があった。[#24]
- きんぴかごぼう 【 金ピカごぼう 】
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ビストロサルで高鳥蓮華がつくった料理のひとつ。
おそらくきんぴらごぼうから着想した料理で、通常のきんぴらごぼうよりもやや大きめにカットしたごぼうを使用している。なお、金ピカという名前だが、料理に金粉が使われていたりはしない。その味は食べた神代剣(擬態)曰く「初めての味」とのこと。[#41]
- きんぴらごぼう 【 きんぴらごぼう 】
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細切りまたは笹がきにしたごぼうを砂糖や醤油で甘辛く炒めた料理。同じように切ったにんじんと一緒に炒めることも多い。
7年前の記憶の一部を思い出した日下部ひよりは、天道総司の家を訪れ、天道のバッグに入っていたライダーベルトの持ち主や仮面ライダーカブトの正体について問いただした。本当のことを話せない天道は聞きながらも作っていたきんぴらごぼうを提供し、話をはぐらかそうとした。[#14]
- くいにげ 【 食い逃げ 】
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料金を後払いで精算する飲食店で、代金を払わずに立ち去ること。無銭飲食。日本の刑法では詐欺罪に問われることもある。
じいやと神代剣(擬態)が初めて洋食店「ビストロサル」に訪れた際、ひよりはふたりが退店したあとで代金を受け取っていないと気づき、「何気に食い逃げなんだけど」と口にしていた。[#21]
- くりとます 【 栗とマス 】
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洋食店「ビストロサル」で高鳥蓮華が作った料理のひとつ。
クリスマス用のスペシャル料理で、ザルに栗と、マスの干物を乗せた「クリスマス」とかけた駄洒落の料理。なお、栗はイガや皮がそのままだった。[#45]
- くろっくあっぷ 【 クロックアップ 】
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成虫のワームや仮面ライダーカブトらマスクドライダーたちが発動可能な超高速移動。
成虫のワームは発動に特に予備動作などはないが、仮面ライダーカブトたちはライダーフォームにフォームチェンジしたのち、腰部に設置されたスラップスイッチまたはトレーススイッチを操作することで発動する。なお、マスクドフォームを持たない仮面ライダーたちも変身後に同様の操作をすることでクロックアップを発動可能。
ひとたびクロックアップを発動すると、一定時間ではあるが常人には目視できないほどの高速での行動が可能になる。そのため、成虫のワームに対抗するには、こちらもクロップアップ発動可能なことが必須となる。また、クロックアップが終了することを「クロックオーバー」という。
また、装着したハイパーゼクターの本体部にあるスラップスイッチを押すことで、クロックアップを超越した「ハイパークロックアップ」を発動可能。クロックアップした対象がスローモーションに見えるほどの超高速移動が可能になるほか、完璧に使いこなすことで過去や未来への時間移動すらできるようになる。
- くろぼうちょう 【 黒包丁 】
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料理で権力者の体と心を操る闇の料理人のなかでも、その頂点に立つ者に伝えられてきた特殊な包丁。
正統な持ち主でなければ鞘から抜けないが、生簀一郎(擬態)が使用した。(#29)