DICTIONARY

用語辞典

あーむずもんすたー 【 アームズモンスター 】

仮面ライダーキバが召喚、使役するモンスターたちのこと。

該当するメンバーはガルル、バッシャー、ドッガの3体。

1986年の世界で紅音也と友情を深めたことでキングの怒りを買い、仮面ライダーダークキバのシールフエッスルでキャッスルドランに封印されてしまう。

そしてキバットバットⅡ世が結ばせた「闇の盟約」により、キバの鎧の装着者に従うことを義務付けられた。

しかしキバットバットⅡ世がキングから離反したことで、ダークキバに変身した音也と協力してキングを打倒するも、音也は命を使い果たしてしまう。

その際、音也からの遺言で、暴走を始めたキャッスルドランを制御することと、これから生まれてくる音也の息子=紅渡を守るために、キャッスルドラン内部に留まることを決意した。

2008年の世界では、渡が変身するキバを助けるために活躍。

対応するフエッスルをキバットバットⅢ世が吹き鳴らすことで、キャッスルドランから彫像態で射出される。

キバが手にすると武器に変化し、各強化形態へとフォームチェンジを果たす。

最終的には登太牙が新たなキングとなったことでキャッスルドランの暴走は完全に収まり、3体とも自由に外へ出られるようになった。

あいのきゅうせいしゅ 【 愛の救世主 】

紅音也の魂が憑依した紅渡が、麻生恵に何者かと問われたときの答え。

結局、音也(の魂が憑依した渡)は、彼女に本名を名乗ることがないままだった。

あそうあかねのかたみのゆびわ 【 麻生茜の形見の指輪 】

麻生ゆりが母の麻生茜からもらった指輪。母と一緒に海に遊びに行った際、誤って海底に落としてしまう。茜がルークの犠牲になってからは形見の品となった。

公園のブランコに座りながら指輪についての話を聞かされた紅音也は「自分が見つけてやる」と豪語する。そして、ルークとの戦いで一時的な記憶喪失だったにも関わらず、この約束は覚えており、ひとり海に潜って指輪を見つけて見せた。[#25][#26]

あそびごころ 【 遊び心 】

絶対必要なものではないが、楽しめるような要素などを付け足したりすること。または心に余裕を持って楽しむさま。

 

時の扉を通って1986年に飛んだ名護啓介は、過去を変えるため紅音也からイクサナックルを奪おうとする。しかし、びっくりバイオリンケースで返り討ちにされた上に心に余裕がなく遊び心もないと指摘されてしまう。

この言葉は名護に大きな影響を与え、過去を変え現代に戻った名護は、シケーダファンガイアとの戦闘でファイナルライジングブラストを放ったあと、その反動を利用して壁を蹴りトドメのキックを放つ遊び心を見せている。[#28]

そしてこれ以降、少しずつではあるが、傲慢なほどプライドが高かった名護の言動にも少しずつ変化が見られるようになった。

あたしのめにゅーにあなたのなまえはのってない 【 「あたしのメニューにあなたの名前はのってない」 】

音也の身辺調査のため、中華料理店の店員をしていたゆりが、音也に向けて放った言葉。この後、迫ってきた音也をパンチ1発でKOした。

あとりえたなはし 【 アトリエTANAHASHI 】

かつて芸術家だった棚橋が仕事をしていたアトリエ(工房)。彼の作品を思われる芸術品の数々が所狭しと飾られている。

1986年、自分の才能をぶつけられると思った真夜をモデルに絵を描いていたが、紅音也とファンガイアの戦いに巻き込まれたことがきっかけで絵は完成せず、才能がかれた棚橋は画家を廃業。アトリエも手入れされずにいたようだ。真夜の未完成の絵画もアトリエに残されていた。

あとりえゆめ 【 アトリエ夢 】

三宅徹=ライノセラスファンガイアが根城としているアトリエ。三宅が今までライフエナジーを奪った、夢を追う若者たちの遺影と、そのゆかりの品を陳列している。

あなたはよわいものがひつようなのよ 【 「あなたは弱いものが必要なのよ」 】

麻生恵が名護啓介を評した言葉。

一見すると正義感が強い好人物に見える名護の、本質をとらえている。

あんくれっと 【 アンクレット 】

足首に巻き付けるアクセサリーのこと。起源は古く、今から4000年以上前、紀元前2000年ごろには、エジプトで金や焼き物などがアンクレットとして足首を装飾していたという。

 

ビショップはチェックメイトフォーが再びそろっためでたい日に、鈴木深央の左足首に宝石のついたアンクレットを巻き「仮面ライダーキバからファンガイアを守る」ことを依頼。深央もそれを受け入れたのか、アンクレットを外そうとはせず、身につけたままパールシェルファンガイア(深央)へと変化し、キバに襲いかかっている。[#31]

いくさしすてむ 【 イクサシステム 】

素晴らしき青空の会が、ファンガイアとの戦闘を想定して開発した戦闘用スーツ。

携行武装であるファンガイアスレイヤーやファンガイアバスターから始まった、対ファンガイア兵器の究極形ともいえる存在。

素晴らしき青空の会会長である嶋護が、あらゆるコネクションと自身が所有する嶋財団の莫大な資産を投じて開発されている。

元々は軍用目的で開発されていたパワードスーツだったが、その設計思想をファンガイア討伐用に転用して、徹底的な改修と再設計が行われた。

イクサの名前は「Intercept X Attacker」の頭文字をとったIXAからきている。

なおこの“X”が示すものは未知なる存在、つまりファンガイアのこと。

1986年に最初のバージョンが完成し、当時は「プロトイクサ」とも呼ばれていた。

この頃はシステムとしてまだ不完全で、装着者に著しい負担をかけてしまうという最大の欠点があったが、2008年までに10回に及ぶバージョンアップを経たことで、その欠点がほぼなくなっている。

いくさどろぼう 【 イクサ泥棒 】

イクサナックルを襟立健吾から盗んだ名護啓介に対し、健吾が吐き捨てた言葉。

イクサシステムの装着者が自分ではないことに納得いかない名護はイクサナックルを盗むだけではなく、持ち手部分などに画鋲を貼付けて、変身時健吾が怪我をするよう、陰湿な嫌がらせを仕掛けようとした。その様子を間近で見ていた麻生恵や木戸明は呆れていた。またこの様子は健吾にも見られており、啓介の企みが成功することはなかった[#37]

いくさのうでぱーつ 【 イクサの腕パーツ 】

1986年に湖のほとりでバットファンガイアと戦ったさい、吹き飛ばされた仮面ライダーイクサの腕パーツ。

腕パーツは湖に沈みそのままになっていたが、22年後、奇しくも荒れ地となってしまった同じ場所でバットファンガイア(復活)と戦った紅渡は、バットファンガイアにふっとばされかつて湖だった大穴に落ちそうになるが、引っかかっていたイクサの腕パーツをつかみ、事なきを得た。

腕パーツを見た渡はここが22年前に父とともに戦った場所であることに気づき、気持ちを新たに難敵へと挑んでいく。

いけめんず 【 イケメンズ 】

襟立健吾が仲間を誘って結成したバンド。

デビューライブ直前に襟立以外のメンバーが脱退してしまったが、紅渡や野村静香、麻生恵の協力によって無事にライブを行うことができた。

いちどめぐうぜんにどきせきさんどめひつぜんよんうんめい 【 「1度目偶然、2度奇跡、3度目必然、4運命」 】

特定の人との出会いを詩的に表現したもののひとつ。一度出会っただけなら偶然だが、それが何度か続けばそれには意味がある……という考え方。

 

とあるトンネルで偶然にも真夜と4回目の邂逅となった紅音也は「1度目偶然、2度奇跡、3度目必然、4運命」と口にし驚いたが、すでに麻生ゆりと恋人同士になっていたため、口説こうとはしなかった。[#25]

いちばんでし 【 一番弟子 】

名のある巨匠や職人に一番最初に弟子入りした人物のこと。

 

襟立健吾はファンガイアから自分を救ってくれた仮面ライダーキバや仮面ライダーイクサに憧れをいだき、イクサの装着者である名護啓介に強引に弟子入りし、一番弟子を名乗るようになる。しかし、当の名護は健吾に関心がなかったらしく、名護が紅渡を弟子にしようとしたとき、健吾を気遣う渡に対し名護は「元々興味はなかった」という旨の発言をしている。

いちまんとんはんまー 【 10000tハンマー 】

10000tもの重さがあるハンマー。

 

キングに命を助ける代わりに紅音也を始末するように言われた力とラモンは、自分たちが運営するマッサージ屋に音也を呼び施術するふりをして力が10000tハンマーで倒そうとした。しかし、結局実行することはできなかった。

いとこんにゃくとおれにたてつくおとこだ 【 「糸こんにゃくと俺にたてつく男だ」 】

カフェ・マル・ダムールから叩き出された紅音也が、後日店を訪れ、店から出てきた麻生ゆりに向けて語った言葉。

音也がこの世で嫌いなものは、このふたつ。

いのり 【 祈り 】

神仏に願いを捧げること。また、自分の思いを別の何かにこめること。

 

紅音也はブラッディ・ローズを完成させるとき、真夜にバイオリンに祈りを込めるように言われる。彼が込めたのは「すべての人間が奏でている心の音楽を守る」というもので、この祈りが込められたブラッディ・ローズは唯一無二の一品となった。

2008年、不幸にも壊れてしまったブラッディ・ローズを修理した紅渡は、その音がまったく違うことに落胆するが、次郎に父が祈りを込めていたことを教わる。ブラッディ・ローズを通して父かこの名器に込めた祈りを感じた渡は自分も「自分の音楽を見つけ、みんなを幸せにしたい」とブラッディ・ローズに祈りを込め、本来の音を蘇らせている。

いふきょうだい 【 異父兄弟 】

母親が同じで父親が違う兄弟のこと。

 

紅渡と登太牙はともに母親は真夜だが、父親は紅音也、キングと違うため異父兄弟の間柄となる。

いもんらいぶ 【 慰問ライブ 】

特定の施設に収容されている人を見舞うために行われるライブのこと。

 

1986917日に、バイオリン奏者である机なつみ/榊原とわが関東西刑務所で行った。

いやーぷれーと 【 イヤープレート 】

さまざまな食器ブランドからその年を記念して製作・販売される、期間限定のお皿。

 

カフェ・マル・ダムールの壁には、年代を記したイヤープレートが飾ってある。

う゛ぃう゛ぁるでぃ 【 ヴィヴァルディ 】

1718世紀に活躍した作曲家でありバイオリニスト。フルネームはアントニオ・ヴィヴァルディという。『四季』『調和の霊感』など数多い楽曲を発表した。

 

紅音也のバイオリン音楽を完全にコピーして演奏した真夜に音也は驚きを隠さなかったが、真夜は「300年前にヴィヴァルディからバイオリンを習った」と口にする。

真夜の言葉が嘘か本当か定かではないが、ヴィヴァルディは故郷のベネツィアでバイオリン教師もしており、人間の芸術に興味を持つ真夜ならば、本当に習っていてもおかしくはないだろう。

うえいくあっぷ 【 ウエイクアップ 】

睡眠から目覚めさせる、起床させるといった意味の言葉。

 

ウエイクアップフエッスルを使用する際にキバットバットⅢ世が発するかけ声で、必殺技「ダークネスムーンブレイク」を放つ。

キバットバットⅡ世、サガーク、レイキバット、アークキバットも必殺技発動の際には同様の掛け声を発する。

うぇでぃんぐどれす 【 ウェディングドレス 】

結婚式のときに花嫁が着るドレス。

 

麻生ゆりをさらった糸矢僚が、彼女と結婚式をあげるために純白のドレスを用意した。

22年後に糸矢が麻生恵をさらったときには、黒いドレスが用意された。

うちあげ 【 打ち上げ 】

事業や仕事などを終えること。近年では大きな仕事や興行などが終わったあとに行う宴の席を指すことが多い。

 

急に麻生恵の仕事仲間のモデルが来られなくなったことから鈴木深央が代役をすることなり、恵、深央、紅渡の3人は彼女のモデルデビューを祝うささやかな打ち上げをカフェ・マル・ダムールで行った。[#24]

うでたてふせ 【 腕立て伏せ 】

両腕と足先でうつぶせ状態の自分を支えた状態で、肘を曲げ伸ばしすることで筋肉を鍛える運動。腕の位置などやり方を変えると腕だけでなく腹筋や大胸筋などを鍛えることもできる。

 

鈴木深央を守るため体を鍛えようとした紅渡だったが、元々引きこもりで運動もほとんどしていなかったためかわずか10回たらずでダウンしてしまった。[#27]

うでとけい 【 腕時計 】

おもに手首に巻いて携帯する時計。価格はリーズナブルなものから高価なブランド品までさまざまある。かつては腕時計は女性が身につけるものというのが一般的だったが、20世紀初頭から価値観が変わっていき男性も身につけるようになる。現在ではステータスアイテムのひとつとして特にビジネスマンや実業家が高価なものを身につけるケースが増えている。

 

1986年には、紅音也と恋人となった麻生ゆりが彼にメタルバンドの腕時計をプレゼントしている。時計盤の下部には“from YURI”と刻印されており、音也は「一生使い続ける」といつも身につけていた。

うまれてはいけないそんざい 【 生まれてはいけない存在 】

自分を巡ってさまざまな事件が起こり、大切な人を消滅刺せてしまったと思い込む紅渡が自分自身をこのように表現する。この思いが強くなったからこそ、彼は自分が消滅することもかまわずに、紅音也と真夜の関係を邪魔しようとした。[#44]

うるふぇんぞく 【 ウルフェン族 】

世界各地に狼男の伝承を残す種族。

月の満ち欠けによって力が増減するのが特徴で、満月時に最大の力を発揮できる。

スピードに関しては全種族の中でも随一。

元々は野性的な狩猟民族で、群れを成して行動する性質がある。

ルークによって根絶が行われ、2008年現在はガルルが最後の生き残り。

えいがのちけっと 【 映画のチケット 】

特定の映画を見るための鑑賞券。近年ではスマートフォンや専用のカード型の前売り券や発券しないデジタル鑑賞券などもある。また最近は減ったがかつては「映画のチケットがある」と切り出すのがデートに誘うポピュラーな手段のひとつだった。

 

紅渡をデートに誘うべく、鈴木深央は映画のチケットがあると彼を誘おうとした。しかし、野村静香が渡の携帯電話に勝手に出てしまい、ふたりの邪魔をしたため映画鑑賞のデートは実現しなかった。

えのもでる 【 絵のモデル 】

画家やイラストレーターが描く絵画の題材となるもの。

 

人間の芸術だけは認められるという真夜は棚橋の申し出を受け入れ彼の絵のモデルとなったが、棚橋が戦いに巻き込まれて1年間昏睡状態だったことや自身がクイーンの力を奪われ隠遁生活を余儀なくされたことから、絵が完成することがなかった。

えんざい 【 冤罪(仮面ライダーキバ) 】

犯していない罪に問われてしまうこと。実は明確な定義がある用語ではなく「無実の罪で捕まり刑罰が確定すること」を指すこともあれば、単に「無実の罪を疑われること」を指すこともある。

 

1986年に仮面ライダーイクサ セーブモード[紅音也Ver.]とシケーダファンガイアの戦いに巻き込まれ瀕死の重傷を負い、真夜をモデルにした絵が完成できなくなってしまった棚橋は、素晴らしき青空の会を憎み、権力者の立場を利用して警察に働きかけ嶋護や麻生恵などを冤罪で逮捕させていった。[#27]

えんぺらーあくあとるねーど 【 エンペラーアクアトルネード 】

仮面ライダーキバ エンペラーフォームの必殺技のひとつで、インペリアルスロットでバッシャーの図柄が揃うと発動する。

タツロットとバッシャーマグナムを接続させて、魔皇力を強化した弾丸を放つ。

本編では未発動だが、2014年発売のPS3用ゲーム『仮面ライダー バトライド・ウォーⅡ』において、どのような技なのか初めて披露された。

おうさまげーむ 【 王様ゲーム 】

くじなどでランダムに決まった王様が命令を下し、参加者がそれを実行するというレクリエーションゲーム。合コンが盛り上がった際に行われる定番ゲームであったが、近年は行われていない模様。

 

襟立健吾が、合コンを盛り上げようとしてでやろうとしたが、途中で名護啓介が半ば強制的にやめさせてしまった。[#21

おしりぺんぺん 【 お尻ペンペン 】

悪いことをした子供の臀部(お尻)を平手で叩くなどして行うしつけの一種。昨今は体罰や虐待といった影響もあり実行する家庭は少ないと思われる。

 

親子として打ち解けたあとも、自分と真夜の関係を邪魔しようとする紅渡に対し、紅音也が実行。その後、「そんな息子に育てた覚えはない」と陽気に言いながら走り去っていった。[#45]

おそるべきせいめいりょく 【 恐るべき生命力 】

普通の人間なら一度装着しただけ倒れてもおかしくない闇の鎧を3回も装着した紅音也に対してキングが口にした言葉。

 

音也は短期間で仮面ライダーダークキバに3回も変身しただけでなく、そのあいだに(このときは装着者に大きな負担がかかっていた)仮面ライダーイクサにも変身しているため、実際驚異的な生命力を持っていたことになる。また、キングを倒し未来へ帰ろうとしている紅渡の前で強がって格好付けたりまでしている。

おとこがたたかうりゆう 【 男が戦う理由 】

音也が身をもって紅渡に伝えた、男が戦う理由。それはただひとつ「大切な物を守るため」であり、渡が精神的に成長する大きな一助となった。

おばけたろう 【 お化け太郎 】

他人との関わりを避けて奇妙な行動ばかりとっている紅渡を怪しんで、近所の住民たち(主婦・野次馬)がつけたあだ名。

おふろ 【 お風呂 】

入浴するための設備のこと。今日では、お湯をためた風呂桶につかって体を温めたり休めたり、入浴行為そのものをさすこともある。

 

紅渡は、かつて自身が「この世アレルギー」に冒されていると思い込んでいたこともあってか、よく自宅の風呂につかっており、誤解がとけたあともよく入浴していた。

過去を変えるため1986年に飛んだときは父である紅音也とともに親子水入らずで入浴もしている。

おみくじ 【 おみくじ 】

神社仏閣にある運勢を占うためのくじ。くじの番号によっておみくじをもらう場合や、お金を投入してくじを引く自動販売機のものなどがある。また、一般に大凶→凶→小吉→中吉→吉→大吉の順番で運勢の良さが決まるがなかには非常に多い運勢のおみくじを販売する場所もある。

 

嶋護にイクサシステムを取り上げられ、さらに襟立健吾が新しい装着者になったことに納得いかない名護啓介は、神社にお参りをし運命を修正するように頼み込んだ。その様子を麻生恵に茶化されたため「自分の人生は完璧だ」とおみくじを引いて証明しようとしたが、2回連続で凶を引き、その後大凶も引いてしまう。そのことも納得できないのか恵が引いた小吉のおみくじを強奪しようとまでしている。[#36]

おむらいす 【 オムライス 】

ご飯を鳥の卵焼きでくるんだ料理。名前は英語の「omelet」(またはフランス語の「omelette」)と米の「rice」を組み合わせた和製英語である。くるむ飯類はバターライスやチキンライスなど調理方法によってさまざまで、バリエーションとしてご飯の上にプレーンオムレツをのせ、それに切れ目を入れて広げる、「タンポポ風」などと呼ばれるものもある。

 

オムライスは紅音也の好物であり「素晴らしきオムライスの会」の名誉会長も務めていると言うほど。それを耳にした麻生ゆりがカフェ・マル・ダムールの厨房を借りて練習。そのすえの自信作を音也に食べさせた。当の本人はゆりのオムライスを「まぁまぁ」と評価していたが、実際は気に入っていたらしく、のちにゆりに作り方を尋ねている。なお、試作中の失敗作を力が食べたが彼の口にはあっていたらしく、力が麻生ゆりに惚れるきっかけにもなっている。  

2008年には、嶋護が見事な手さばきでタンポポ風のオムライスを作り、紅渡に食べさせている。[#42]

おやこみずいらず 【 親子水入らず 】

親子が他人を交えずに交流を深めること。

 

紅家に代々伝わる特技を披露したことで紅渡が自分の息子であると信じた紅音也は一緒にお風呂にはいるなどしてつかの間の親子関係を楽しむ。一方、父を知らない渡もこの交流を喜んでいたようだった。

おれにおなじことをにどいわせるな 【 「俺に……同じことを二度言わせるな」 】

「音楽をやめたほうがいい」と言う名護啓介に、襟立健吾が演奏を聞かせたとき、怒って演奏をやめさせた名護が放った言葉。

音楽活動など何の役にも立たないという、名護の主観的な決めつけが感じられる。

おれはつねにただしいおれがまちがうことがない 【 「俺は常に正しい。俺が間違うことはない!」 】

紅渡から「ファンガイアはすべて人間の敵なのか」と疑問をぶつけられた名護啓介が発した言葉。

自分の正義感を絶対とする名護らしい一面が見える。

おれはなごけいすけだぁ 【 「俺は名護啓介だぁ!!」 】

棚橋の圧力で警官たちが名護啓介を逮捕しようとしたとき、彼が口にした叫び。この言葉のあとに「誰にものを言っている」とも発言しており、このときの名護の傲慢なほどのプライドの高さがうかがえる。[#27]

おろなみんしー 【 オロナミンC(仮面ライダーキバ) 】

大塚製薬が販売している炭酸栄養ドリンク。

 

元気がない様子の紅渡に麻生恵が差し出したが、結局自分で飲んだ。