飛羽真は力を手にすると現実世界から消えることを改めて突きつけられる。それは賢人が見た未来と重なる。それでも飛羽真はルナとも会い、皆とも別れない、新たな運命を切り開くと誓う。しかし、タッセルがルナ迎えに行った時、ルナの姿は消えていた。代わりにタッセルの前にストリウスが現れる。２０００年の時を超えて再会した旧友との出会いは何をもたらすのか？
不死身であるデザストは傷ついた自らのブックを見つめて蓮に刃を向ける。それぞれの結末に向かって物語は進んでいく。美しい終わりを目指して――。

２０００年の因縁、大いなる力に縛られたタッセルとストリウス。“強さ”に縛られている蓮とデザスト。そして、運命に縛られている飛羽真。
何かを変えようともがく者たちの苦悩と戦いが描かれます。担当するのは意外や意外、セイバー3組目となる上堀内監督です。思えば最初に蓮とデザストの戦いを描いたのが上堀内監督でした。タッセルがマスターロゴスと対峙したのを描いたのも上堀内監督。未来に縛られた賢人を描いたのも上堀内監督。そして、今回、起こるのは――。運命に抗い立ち向かった先に何があるのか？　第４２章、第４３章、ご期待ください。

（文責・高橋一浩）

〜現場通信〜

41章「二千年、綴られた願い。」ご視聴ありがとうございました。
飛羽真たちの前に現れたタッセル。
そして彼の口から明かされたのはなんと、ワンダーワールドの始まりと、飛羽真の行く末。
ルナとの再会か、仲間との別れか。
しかしそんな選択を迫られてもなお飛羽真は飛羽真らしく、仲間ともルナとも一緒にいる未来を見据えて微笑んだのですが…。
過酷な未来を知りながら突き進まなければならない飛羽真やソードオブロゴスの剣士たち。
彼らにとってどんな展開が待ち受けているのでしょうか！？
物語は結末に向けてたくさんのことが明かされ始め、目が離せなくなってきましたね。


そんな中でもマスターロゴスを倒して束の間の、そして最後になるかもしれない剣士たちの休日は流しそうめん納涼祭で大盛り上がりとなりました。

台本の打ち合わせの際から、張り詰めた展開が続くセイバーの物語の中で楽しいシーンを作りたい！と石田監督が肝いりで描いたシーンでした。
撮影の現場でも監督のアイデアやイメージを形にしようと美術・装飾のスタッフが大掛かりにノーザンベースに飾り付けをしてくれましたし、衣装部さんが揃えてくれた剣士たちや芽依ちゃんの浴衣姿もとっても可愛かったですね。

キャストたちも初めて体験する本格的な流しそうめんと夏を感じる衣装に大盛り上がり。
役柄として楽しんでいるのか、本当に楽しんでテンションが上がっているのかわからない状態になりつつも、いい笑顔で演じきり、監督から改心の「オッケー！」を貰っていました。
設定や展開上この場所に入れなかった蓮を演じる富樫くんや玲花役のアンジェラさん、凌牙役の庄野崎さんも「超楽しそうでずるい！」「浴衣着たかった！」とめちゃくちゃ羨ましがっていました。
世界が平和になったら、いなかったみんなの浴衣姿も見られる展開になればいいなと思うのでした。


そして、今回のセリフでもって、もしかしたら過去の40話分を合計した以上のセリフ量となった…かもしれない超ハイパーミラクル長台詞を、
さらに昔を懐かしみつつ懺悔するという複雑な感情のお芝居とともに演じなければならなかったのはタッセル役のTOBIさん。
41章で大きな大きな見せ場を迎えることとなりました。

TOBIさん自身も台本を受け取ってそのセリフ量にかなりのびっくり。そして抱える不安。しっかり演じるために、撮影本番の前から石田監督と話したりして準備を整えて本番に向かっていました。
その反面、今まで合成のためにグリーンバックで一人でしていた撮影とは変わり、たくさんのレギュラーキャストと一緒になる今回の現場はとてもとても楽しみにしていた様でした。
これまでは冒頭＆最後のおさらいや要所での気になるちょい出くらいの登場で詳細のわからないハッピーおじさんでしたが、セイバーの世界の根幹に関わる人物であり、ついに本編にも関わってきた重要な役どころであることが発覚したタッセルさん。
どうやら次回は旧知の仲であったストリウスと一悶着ありそうな気配にさらに目が離せません！！


タッセルが語った2000年前の過去の回想で初代マスターロゴスを演じた相馬圭祐さんが、今回の石田組の撮影をもって仮面ライダーセイバーをオールアップとなりました。

長い年月のあいだ周りから期待される役を全うすることに飽きてしまい、退屈だから世界を滅ぼすという考えをもってしまったマスターロゴス。
企画チームが初登場の打ち合わせの際から各々が強い信念を持つ剣士たちとは対象的に、とことん信念や理念の無い敵にしようと置いたキャラクター。
そんなマスターロゴスを毎日本当に楽しそうに演じてくれていた相馬さん。
途中の展開や最後にやられるときは惨めな最期だったかもしれませんが、番組を見ているみなさんの中でマスターロゴスという敵が敵のままで最期を迎えられたのは、相馬さん渾身の素晴らしい、まさに“怪演”があってこそだったと思います。
若くデビューしたての俳優さんでは出せない、それでいて芸歴を重ねていたとしても特撮番組初出演ではなかなか出せない。
戦隊＆ライダーならではのややもすれば特殊で変な世界観をしっかり把握してさらに演じる俳優さんのカラーを深めて出すという部分において、12年の時を経て戻ってきてくれた彼だったからこそ成立したキャラクターだったのではないかと思います。

相馬さん、本当にありがとうございました！

そんなマスターロゴスを前回の放送で消滅させて新衣装となり動き出したストリウス。

緑色のコートはマスターロゴスのものを踏襲しつつ禍々しい色味へ。さらに元の黒い服をベースにしつつマイナーチェンジをして、更にシルバーの要素を足して狂悪なイメージが加わりました。
石田監督がスタイリストの村瀬さんに直々に発注し衣装変更を求めた結果できあがったスタイル。
そして相馬さんの演技を受けて引き継ぐ古屋くんに「古屋！敵のお前の芝居にセイバーっていう番組の最後がかかってんだぞ！」と監督が発破をかけた衣装合わせ。
その言葉を受けて責任感を感じるとともにめちゃくちゃに気合が入っていた古屋くん。
彼のお芝居と役作りも見逃せませんし、次回にストリウスとタッセルが2000年の時を経て再び相対するその結末とは…。必見です。

（文責・土井 健生）

〜短期集中連載〜
■マコト兄ちゃん！仮面ライダースペクターが５年ぶりに帰ってきたよ！！

ゴーストファンの皆様お待ちかね！
そして、「仮面ライダーセイバー✕ゴースト」をご覧いただき、「これで終わり？？」と不安に思っていた皆様、大変お待たせ致しました！！！
待望の続編が決定＆本日配信開始します！！！！

その名も…

セイバースピンオフシリーズ、まさかの続編！！
そして、まさかまさかの２号ライダー同士の共演！！！！
さらに、まさかまさかまさかの！カノンちゃんが……変身！！！！？？？

そんな、まさかづくしの作品が完成しました！！

このビッグウェーブにぜひ皆様も乗っていただきたく、予告公開の30分後となる本日10時よりTTFCにて配信開始という前代未聞のスピード告知！！
さらに10時開始のライブ配信でも盛り上がれるというのだから、もう乗るしかない！
こんな前代未聞のプロモーションが実現したのも本作品が自信たっぷりにお届けできる作品なればこそ！！

ということでここからは本作の魅力を知っていただくべく、
セイバーは好きだけど、ゴーストは履修してないよ〜という方もこのコーナーを通じてゴーストの魅力を知っていっていただければと思います。バッチリミロー！！
まずは素敵なキャストをご紹介！
※ちなみに、以下の文面にてVシネマ『ゴーストRE:BIRTH　仮面ライダースペクター』のネタバレを含みます。未見の方は本コーナーを読み飛ばして下さいませ。

深海マコト／山本涼介

『仮面ライダージオウ』EP14へのゲスト出演以来、約２年半ぶりに仮面ライダースペクターこと、深海マコトを演じていただいたのは皆さんご存知の山本涼介さんです。
『仮面ライダーゴースト』当初は、眼魂に姿を変えられてしまった妹・カノンを救うため、15個の英雄ゴーストアイコンを奪おうと問答無用で天空寺タケル/仮面ライダーゴーストと敵対するという、２号ライダー濃縮版とも言えるキャラクターでした。
しかし、タケルが集めた15の眼魂の力で自分を差し置いてカノンを助けたことをきっかけに改心し、頼れる仮面ライダースペクター/マコト兄ちゃんとなっていったのです。
でも、そんな彼と妹カノンの正体は…眼魔世界の科学者ダントンによって作られた人造人間。
特にマコトは環境汚染が進む眼魔世界に適応可能な存在を作るため、何人ものクローン体を犠牲に作られた「究極の人造人間・リヨン」でした。
過酷な宿命を背負いながらも、自らのクローンとの戦いや、眼魔世界の存亡をかけた父ダントンとの最終決戦など、激しい戦いを経るごとにその力は覚醒してゆき、７つの罪を背負う仮面ライダーシンスペクターへと進化しました。そして一人、その力を使って眼魔世界の復興するために旅へと出たのでした。
そんな壮絶なキャラクターとは裏腹に、ネット上では多数のファンたちから愛される存在のマコト兄ちゃん。特に、昨年からはとある事情により、さらにネット上で話題に登る機会が増え、ご本人の耳にもその噂は届いていたようです笑
だからこそ、まさしくファンの声に応える形での再登場となった今回を感慨深く受け止めてマコトを演じてくださいました。
Vシネスペクターから更に時を経たマコトが出会う不思議な人とは？
そして、妹カノンの成長を目にし、マコトは何を思うのか。
全ては「仮面ライダースペクター✕ブレイズ」で明かされます！是非ご覧下さい！


深海カノン/工藤美桜

前作「仮面ライダーセイバー✕ゴースト」から引き続き出演していただいたのは深海カノン役、工藤美桜さん！！
実はセイバー✕ゴーストに登場したカノンちゃんはカノンちゃんであって、カノンちゃんではない存在、コピーカノンでした。
つまり、今回登場する白い服を着た彼女こそが、『仮面ライダーゴースト』にて人の姿を取り戻し、タケル、マコト、アランたち仮面ライダーの活躍を支え続けた本物の深海カノンなのです。
これも深海兄妹が背負った宿命。自らのクローンたちの分までその命を背負うべく、ダントンの残党に利用されようとしていた同胞を救うため、タケルにコンドルデンワーで協力を願い、そして自身も単身眼魔世界からやってきたのです。
そんなカノンちゃん。幼かった５年前から時を経て、今では眼魔世界の新たな統治者となったアランの妻となっています！
そして…なんと今回はゴーストドライバーと「カノンスペクターゴーストアイコン」を持って登場！！！

ついに仮面ライダーカノンスペクターへと変身を遂げます！！

この胸アツな設定は、昨年マコト兄ちゃんが話題になったとある理由、『魔進戦隊キラメイジャー』にてキラメイピンク/大治小夜役として、2020年の１年間を戦い抜いた工藤美桜さんだからこそ！ゴースト放送当時、この未来を誰が予想できたでしょうか？？
ご本人も「当時から変身したい！と言い続けてたけど諦めてた。それがこんな形で叶うなんて！！」と大興奮で出演していただきました。

ちなみに…工藤美桜さん、キラメイピンクと仮面ライダーカノンスペクターの２役で「スーパー戦隊」と「仮面ライダー」の特撮２作品で両方のヒーロー役を演じた初の女性となりました！！
おめでとうございます！！！！
それを記念して、夏の工藤美桜祭りの開催も決定！！（詳細は近日公開！）

そんな「仮面ライダースペクター✕ブレイズ」は本日10時より配信開始です！！
マコト＆カノンの兄妹が背負った宿命。
そして家族のいない倫太郎が二人のために見せる覚悟。

ぜひ、バッチリ見て下さい！！

〜特別連載〜
■7/22公開！『セイバー＋ゼンカイジャー　スーパーヒーロー戦記』を全力全開で楽しむポイント大コウカイ！！

仮面ライダー50周年＆スーパー戦隊45作品というWアニバーサリーを記念したスペシャルな映画が実現！その名も！！

『仮面ライダーセイバー＋機界戦隊ゼンカイジャー　スーパーヒーロー戦記』

このコーナーでは、映画を全力全開で楽しむための見どころを大公開していきます！

今回のポイントは…超豪華ゲスト出演者をご紹カイ！！
まずは本作のメインゲストであるこの方！

謎の少年/鈴木福

特撮ファンであってもなくても、皆さんご存知の鈴木福さん。
天才子役として一世を風靡し、高校生となった今でもお芝居にYoutubeチャンネル、歌唱に作詞作曲などなど…溢れる才能で輝きを放ち続ける、いまや日本を代表する俳優のお一人です。
そして、特撮ファンなら一度は聞いたことがあるでしょう。福くん、特撮が大好き！なのです！！
幼い頃にみた『仮面ライダー電王』『天装戦隊ゴセイジャー』『仮面ライダーオーズ/OOO』などなど、その人生のほとんどを特撮漬けで過ごしてきたと語る彼の目は輝きに満ち溢れております。（その輝きはご本人の公式Twitterでも見られますよ！）

そんな福くんが本作で演じるのは謎の少年という役どころ。

ヒーロー誕生に関わる大きな秘密を握っているその存在とは？


アスモデウス/谷田歩

最強の敵、アスモデウスを演じるのは谷田歩さんです。
重厚な大人の魅力溢れるお芝居で見る人を引きつける谷田さん、本作では漆黒の衣装に身を包み、仮面ライダー＆スーパー戦隊が相手にする強敵として相応しい力強さを見せつけてくれました。
そして特筆すべきは変身後も魅力的なそのお声！
低さ、かすれ具合、そして何よりその力強い発声！！
全てが「最強の敵」を演じるために備わっているかのようです。

ぜひ皆さんも映画館の立体的な音響設備でその声に酔いしれて下さいませ！

そしてそして、声と言えばあの人達ももちろんご登場！！

モモタロス(声)/関俊彦
ウラタロス(声)/遊佐浩二
キンタロス(声)/てらそままさき
リュウタロス(声)/鈴村健一

20年続いた平成仮面ライダーシリーズを牽引してきた立役者！と言えるほど見慣れた４人組は『仮面ライダー電王』に登場したタロスズを置いて他にはいません！笑

初登場から13年の月日が経っても変わらない声の魅力で、作品をかき乱してくれることでしょう！

そんな皆さんが今回は中華風の衣装に身を包み…？
『機界戦隊ゼンカイジャー』のキカイノイドたちとの共演も気になる彼らの活躍は是非映画館で！

そしてそして！！彼らがいるということは当然この方も。

オーナー/石丸謙二郎

オーナー役、石丸謙二郎さんもご出演！！！
タロスズと同じく13年前と変わらないその姿に…え、生身ですよね？と疑いたくなるほど笑
今回も怪しい魅力で時の運行を守ってくれるのか？

更に！！！

鴻上光生/宇梶剛士

『仮面ライダーオーズ/OOO』より、この方もご登場！！
「ハッピーバースデイ！」でおなじみの鴻上ファウンデーション会長こと、鴻上光生を演じるのは宇梶剛士さんです！

通常特撮テレビシリーズのトメ役と呼ばれる１作品にお一人のベテラン俳優の方々。
その方達が一同に介するという豪華さも、大集合映画ならではです！！

今回は一体何の誕生日を祝ってくれるのでしょうか？！

更に更に！
「祝え！」言えば、あの作品から！！

オーマジオウ(声)/小山力也

『仮面ライダージオウ』より、オーマジオウ役、小山力也さん！！
平成元年に放送されていた『仮面ライダーBLACK RX』に霞のジョー役で出演され、
平成最後に放送されたジオウにも出演された小山さん。

そんなメモリアルな方を抜きにして仮面ライダー50周年は語れません！

最低最悪の魔王と呼ばれたオーマジオウが、今作ではどんなシーンに登場するのか？

更に更に更に！！！

戦隊サイドの豪華ゲストは10時コウカイの「機界戦隊ゼンカイジャー」東映公式ページでご紹介！！
こちらもお見逃し無く！

機界戦隊ゼンカイジャー｜東映[テレビ]
https://www.toei.co.jp/tv/zenkaiger/index.html


今世紀最後の超豪華な皆さんの共演をぜひスクリーンでお楽しみ下さい！！！

（文責・湊 陽祐）