倫太郎がノーザンベースに帰って来た。真の敵がマスターロゴスだと分かり、燃える尾上たち。思い詰めた表情で仲間たちに頭を下げる倫太郎。そんな倫太郎を暖かく迎える仲間たち。その様子を微笑ましく見つめる芽依は自分に何かできることがないか考え、あるものを作り出す。
一方、聖剣を狙うストリウスとズオスは組織に戻った倫太郎をターゲットに、新たなメギドを作る。
メギドが現れ、現場に駆けつけた飛羽真と倫太郎。飛羽真の剣士としての成長に目を見張り、自分も張り切る倫太郎だった。あと一歩のところでメギドを追い詰めるが、そのメギドはなんと芽依だった――。

大秦寺や尾上が飛羽真の元に戻る中、なかなか戻ってこなかった倫太郎がやっとノーザンベースに戻ってきます。そのことを喜ぶ飛羽真、そして芽依。不器用で真面目な倫太郎だからこそ時間がかかったのですが、その離れていた長い時間が倫太郎に重くのしかかっていました。そこには倫太郎だからこそ抱えている想い、そして胸に期する想いがあります。そのことが新たな波乱を呼びます。
皆さんが期待している倫太郎らしさ全開！って、感じではないかもしれませんが倫太郎同様、福田さん、そして石田監督と倫太郎らしさを何度も打ち合わせして悩み、倫太郎だったらこう思う、こう行動するのではないかと撮影直前まで考え抜いたエピソードです。倫太郎を演じる山口さんも役を超えたお芝居をしていますので、目を逸らさずに、是非、見て頂きたい！

（文責・高橋一浩）

〜キャスト紹介〜
神代凌牙／仮面ライダーデュランダル：庄野崎謙

妹の神代玲花と同じくサウザンベースに所属し、聖剣・時国剣界時を操る剣士。長きに渡りマスターロゴスに直属に仕える「神代家」の現在の当主である。自らにも厳しい鍛錬を課しており、自身の強さと一族で継いできた“世界を守る”というソードオブロゴスの信念に絶対の意思を持つ男。神代家が扱う時国剣界時と煙叡剣狼煙についてはソードオブロゴスの人間の中でもその能力の全容を知るものは少ない。

ソードオブロゴスのマスターに忠誠を誓い、芯の強い男を演じるのは庄野崎謙さん。
ご本人は本当に丁寧で話し方も、物腰もとっても柔らかい好青年。しかし現場ではカメラの前に立ち本番のカチンコが鳴った途端に、表情と雰囲気がガラッと変わり、凌牙の厳つく鋭いオーラを放っております。
そして兄妹役として仮面ライダーへと変身することになったアンジェラ芽衣さんとはすぐさま仲良くなっております。お芝居経験の豊富な庄野崎さんですが、撮影態度は超超真摯で真面目！！他のキャストがお芝居しているときも監督やスタッフが話していることを鋭い目つきで観察しております。
また、お芝居経験は少ない妹役のアンジェラさんと一緒に演技プランを相談して、お互いの芝居の変化に対応すべくリアクションを変えたりと、歩み寄り方もとてもスマートで早くも息のあった掛け合いも見せてくれております。
圧倒的な強さを見せる神代兄妹ですが、これからの展開では一筋縄では行かないようなキャラクターになっていくという情報が……？？
二人の出る回は要チェックでご覧になってください。

そして神代凌牙が変身した姿・仮面ライダーデュランダルのスーツアクターを演じてくださるのはJAEの大ベテランの今井靖彦さん。
この方に演じて貰えれば、もはや醸し出す雰囲気と動きの説得力の桁が違い混ます。撮影のリハーサルから本番まで剣の切っ先の止める位置やタイミングに寸分の狂いもなく毎回監督の指示とジャストでアクションをこなしてくれます。熟練された技術と風格が凌牙のキャラクターとマッチして何倍にもかっこよく、魅力的になっていくことでしょう。



〜現場通信〜

29章「その時、剣士が動いた。」ご視聴ありがとうございました。
ソードオブロゴスのことを家族と思い、だからこそ組織に縛られてしまっていた倫太郎がついに動き出す事となりました。
組織の中にいる芯の裏切り者を見つけるべく、単身で満を持してマスターロゴスに進言しにいき、知ってしまったのは衝撃の事実。そして仮面ライダーデュランダルと相対することとなったのでした。
そんな倫太郎を演じる山口くんも倫太郎と同じく、覚悟たっぷりに撮影に臨んでくれました。
と、言うのも16話ころから演じる役どころとしては飛羽真を信じるべきかソードオブロゴスを信じるべきか、という間で葛藤し考え込んでしまうシチュエーションや体現しにくい感情のお芝居が続いておりました。
しかし今回の話では久しぶりにかなりハードに盛り込まれたアクションシーンと、なんと言ってもデュランダルに人質に取られ、飛羽真を相手にソードオブロゴスに、つまり家族に裏切られた心境を溢れんばかりに暴露するシーン。
飛羽真と決別して以降の展開は全てこのシーンのためにあったのだと言わんばかりに、今回の台本の登場シーン全てで演じる倫太郎の心持ちや心理状態、何故そのセリフが発されたのかという意味まで監督やプロデューサーに事細かに確認し、山口くん自身の見解も述べながら、演技を練り上げて大熱演してくれました。

おかげで撮影時はまさに、息を呑む空気感。山口くんの集中力の高さと、このシーンに駆ける気迫がビシビシと伝わるとてもいい現場になっておりました。

今回で倫太郎としての山場は出し切ったわけではありません！最後までソードオブロゴスを信じ、迷い続けた男の物語が29章だけの簡単なもので終わるはずがないのです！
次回も倫太郎にとって魂が揺さぶられる超ド級の展開が待ち受けていますよ。

そして今回の29章を含めて、27〜29章の坂本組の撮影期間中に話題の人、山口貴也くんと仮面ライダーブレイズのスーツアクターの永徳さんは揃って誕生日を迎えました！

山口くんへのバースデーケーキはこの日、撮影がなかったアクターの永徳さんにわざわざ来ていただきサプライズでお祝いを！！永徳さんが最近ハマっている！？との宝塚歌劇ばりのフリと歌声でケーキを持って突入！してもらいました。
そしてそこに加えて実は永徳さん宛にもバースデーケーキを用意しておくというダブルサプライズの仕掛けを。
現場に毎日一生懸命に参加する似たもの通しでもある二人だからこその大盛りあがりの現場となり無事サプライズ大成功を収めたとのことでした。
お二人共、お誕生日おめでとうございました！！



■Elemental Dragon
小説家である神山飛羽真が自身で紡ぎ出した新たなる本、『エレメンタルドラゴンワンダーライドブック』。
そのブックには飛羽真自身が創造した、大自然を表す火・水・風・土の四大精霊（エレメンタル）の力が宿っています。

物語の世界は、作家が自由に創造の翼を広げることができる世界。
曰く、エレメンタルプリミティブドラゴンは、飛羽真の意志によって、火・水・風・土へと、自身の体を形態変化させることが可能です。
攻撃はもちろん、デュランダルの不意打ちをかわすための回避手段としてもこの能力は非常に有効なのです。

これまで、数々のワンダーライドブックを扱うことに長けていた飛羽真ですが、それは言わば飛羽真の持つ「読解力」。読者としての力でした。
しかし、エレメンタルプリミティブドラゴンになることで、まさしく「剣豪であり文豪」となったわけですね。

さらに、このエレメンタルドラゴンは他のライダーへと貸し出すことも可能。
第２９章で倫太郎が見せたのは、その名も
「仮面ライダーブレイズ　エレメンタルマシマシ」

水のエレメントを持つブレイズもまた、エレメンタルとの相性は抜群です。
瞬時の判断で自身を水と同化させ、窮地を脱しました。

…飛羽真先生、ラーメンが食べたかったのでしょうか。
それでも、物語の世界は自由です。


〜特別企画〜
■『萬画　仮面ライダーバスター』第３話！「最強の青春編」いよいよ完結！再び冒頭特別公開！！

東映特撮ファンクラブにて、絶賛配信中の電子書籍
『別冊仮面ライダーセイバー　萬画　仮面ライダーバスター』！
３回に渡って連載してきた「最強の青春編」が早くもクライマックス！

そんな大興奮の第３話冒頭４ページを特別公開致します！
尾上に剣を突きつける”富加宮隼人”！？
後に「親友」と尾上が呼ぶようになる二人の出会いをご覧ください！

いかがでしょうか？

このあとの尾上の大活躍が気になる〜！という方はぜひTTFC（http://tokusatsu-fc.jp）にてお楽しみください！！

（文責・土井 健生／湊 陽祐）