カリバーの正体は死んだはずの賢人だった。
しかし、賢人は世界を滅びから救うために、全ての聖剣を封印すると告げて去る。
飛羽真達はきっとまた一緒に戦えると信じ、三度暴走したプリミティブドラゴンと向き合う。一方、賢人復活を伝えられた蓮は喜ぶが玲花に敵だと告げられる。
賢人に一体何があったのか？
最初の闇黒剣の持ち主であるユーリが語る本をめぐる戦いの始まり。そして闇黒剣に秘められた力。ユーリは一人、賢人と対面するが戦いに発展する。
そして、遂にあの男が動き出す。

賢人の登場が更なる波紋を呼ぶ。信じる飛羽真たち、敵認定する玲花。
しかし、賢人は両者の思惑を遥かに上回る覚悟を持っていた。賢人が抱えているものとは一体何なのか？そこには闇黒剣の宿命が関わっている。
賢人の再登場にあたって監督、脚本家交えて何度も議論し、賢人というキャラクターをどう作るか上堀内監督が考えに考えた結果のニュー賢人となりました。
物語もこれまでのセイバーの中でかなりシリアスな展開で、上堀内監督ならではの演出が冴え渡ります。きっとあなたも心を鷲掴みにされるはず。

（文責・高橋一浩）

〜キャラクター紹介〜
神代玲花／仮面ライダーサーベラ：アンジェラ芽衣

サウザンベースに所属し、煙の能力を持つ聖剣・煙叡剣狼煙を扱う剣士。
「神代家」は代々、ソードオブロゴスとマスターロゴスに直々に使える気高い家系である。しかしマスターの名をかざして動く玲花の意図は謎であり、それがマスターの真意なのかは未だ見えないままである。

そんな謎多きクールビューティーな玲花を演じるのはアンジェラ芽衣さん。
ご本人のキャラは玲花とは似ても似つかない、愛嬌たっぷりでちょっとうるさい（笑）くらい元気な女の子。アシスタントプロデューサーさんに「今日の髪型、いい感じにキマってるね！」とサムズアップしながら言っていたのが衝撃的でした。
それでもカメラの前に立つとバシっと表情を作れるのはモデルの経験が豊富だからなせる技、と関心する一面も。お芝居経験は少ないながらも、自分とはかけ離れたキャラを一生懸命に演じてくれます。
そしてスーツアクアーを務めてくださるのは宮澤雪さん。
Gロッソで行われているスーパー戦隊シリーズのヒーローショーではメインアクターとして大活躍されていた彼女。今回ついにTVシリーズは初のメインキャラクターのアクターに大抜擢！
初登場の初アクションから身体の柔軟さを生かして優雅なアクションを披露してくれました。
初々しくも必死にキャラクターを理解して表現しようとトライする二人に、これからご期待ください！


少年：青木凰

前回より飛羽真が垣間見る夢。
その中に登場する少年を演じていただいているのは、青木凰くんです。
大人が見ても芝居感が良いな！と驚かされる実力派の凰くん。普段はあどけなさの残る可愛らしい彼が、衣装を着て現場に入るとスイッチが入ったように芝居モードに入るのです。
そもそも今回の『少年』役は演技力重視で、オーディションを行った超重要な役どころ。
飛羽真や、ルナ、そしてプリミティブドラゴンとの関係は？
今後とも若干８才の実力派が見せる熱演にご注目下さい。



〜現場通信〜
25章「煙をまといし、真紅の刺客。」ご視聴ありがとうございました。

第9章から登場して以来、暗躍を続けていた神代玲花がサウザンベースの真紅の隊服に身を包み、ついに仮面ライダーサーベラとしての姿を現すことになりました。

玲花が着る隊服はノーザンベースに所属している剣士たちとは異なり、サウザンベースのイメージカラーである赤色を基調としたもの。そしてデザインのイメージはベトナムの民族服であるアオザイがモチーフとして作成しました。
ロング丈できれいにシルエットが出るように設計された衣装は、アンジェラさんの武器である高身長との相乗効果でめちゃくちゃかっこいい女性剣士になったのではないでしょうか。
アンジェラさん本人もとっても気に入っている様子で、「裾にある花の刺繍と風を受けて裾がなびくのがお気に入り」とのことで、ちょっと時間ができるとあちこちウロウロしている姿が現場にありました。

彼女の初変身ということで、たくさんの魅力的な演出を積み上げてくれたのは上堀内監督。
上堀内監督のアイディアで玲花が隊服に着替えるカットや、ワンダーライドブックを吐息で開くようにするなどのカットが盛り込まれました。
おかげで “芯のある強くて優雅な女性ライダー”という面を強く印象づけていただけたと思います。

また変身動作も上堀内監督と渡辺アクション監督がこだわって作ってくれました。アンジェラさんの脚の長さを活かし、きれいな手の所作を余すことなく盛り込めるように考えて放送されたような変身ポーズとなったのでした。


敵方がヒーローたちの基地に乗り込んでくるというのはなかなか見ないシチュエーションだったのではないでしょうか。
これは今回の撮影がスタートする直前に2度目の緊急事態宣言が出されてしまうというなんとも厳しい状況に陥ったが故。
監督と相談のもと、今後の状況の悪化の可能性を見据えたテストチャレンジとして全編を通して車両を使ったロケには行かない方針に切り替えて撮影に望みました。
苦しい判断ながらも、サーベラがノーザンベースに奇襲に来る展開を逆におもしろいと捉えてくれた上堀内監督。セットの中という限られた空間でアクションを行うことを前向きに捉えて、アクション監督と綿密な打ち合わせをして見事に躍動感のある戦闘を見せてくれました。

そして監督が一番力を入れて撮影に臨んでくれたのが飛羽真と倫太郎による、屋上での口喧嘩からの愛の告白（？）シーン。

内藤くん、山口くんは今回の“切迫して言い合いをしているところから気づけばお互いを褒め合い始めていく…”というお芝居がなかなか難しかった様子。
いいシーンにするぞという監督の気迫にひっぱられて二人共素敵なお芝居を見せてくれました。
最近、倫太郎として葛藤したり迷いを表現するシーンが多い山口くん。少ない出番ながらもキャラクターの気持ちについてたくさん考えて、ときには整理しきれないながらも監督やプロデューサーと話をして、そして主役に負けないようにと闘志を燃やしてお芝居に向き合ってくれております。
放送の最後には突然の青木くん扮する賢人の再登場もありました。倫太郎と飛羽真も含めてソードライバーを扱う３人に、ここからどんな過酷な展開が待ち受けているのか！？
乞うご期待ください！！

■Collection of fairy tales

本項で先週ご紹介した哀しみの物語。
反響を伺うと、多くの方が翻訳に挑戦していただいたようで大変ありがたく思います。
しかし、今回のそら君のように古の文字が読めるという方ばかりでは無いでしょう。（なんと、上のイラストはそら役の番家天嵩くん本人による直筆！）

ということで、今回はそんなそらくんも読み解いた「悲しみの物語」を特別に翻訳版でご紹介。

いかがでしたでしょうか？
改めて読むと、プリミティブドラゴンのワンダーライドブックに変化したあの禁書に書かれていた言葉
「忘却の果には悲しみが。それは破滅を求める手。」
の一節とは少し文章が違うようです。

この物語は本当にプリミティブドラゴンと関係があるのか。
どうすれば、あの少年を救うことができるのか。
そもそも物語の中のドラゴンを救うことなんて可能なのか？

飛羽真が伸ばした手の先に、ある答えとは？
闇と雷の渦巻く物語の行く末、引き続きご注目下さい。

〜特別企画〜
■『別冊　仮面ライダーセイバー　短編活動萬画集』第２集「ロック、シザース、ペイパー。」が本日公開！

昨年の「仮面ライダーゼロワン　everyone’s daily life」から引き続き、
東映特撮ファンクラブにて、好評配信中のショートアニメシリーズ。
皆さんはチェックいただいておりますでしょうか？

「別冊仮面ライダーセイバー　短編活動萬画集」もゼロワンから引き続き脚本の井上テテさんが辣腕を振るって執筆いただいており、シュールなギャグが前編に散りばめられた楽しい作品となっております。

今回はズオス、ストリウス、レジエルの３人が英語の教科書を手に楽しく英会話！！
なんとショートアニメ初の怪人態も登場で大暴れ！！？笑

TV本編では絶対に見られない爆笑必至のショートアニメを是非ご覧ください！
（詳細は最新情報をチェック！）

Don’t miss it!!!

（文責・土井 健生／湊 陽祐）