2021年 2月 28日放送

第24章
「父の背中、背負った未来。」

脚本: 毛利亘宏

 監督: 柴﨑貴行

エピソードガイド

今週のセリフ

最新情報

ストリウスがサウザンベースの禁書庫から持ち出した本は偶然にも飛羽真の手に渡った。その力はあまりにも強く、制御不能な危険な本だった。
柛代玲花は、その本を取り戻すように剣士たちに伝える。場合によっては、神山飛羽真を斬ってでも・・・。それに反発する尾上。マスターロゴスと直接、話をするという尾上に対して、玲花はマスターの指示だと撥ね付ける。怒りに震える尾上だが、そらの一言である決意をする。そして、飛羽真に再び立ち合えと迫る。
「お前の全ての力をぶつけてこい」
そして、始まる飛羽真と尾上の真剣勝負。それを見つめる芽依とそら。勝負の行方はいかに?
一方、セイバー・プリミティブドラゴンの力に完膚なきまでに叩きのめされたレジエルは復讐するべく再びセイバーを狙う――。

見どころ

遂にマスターロゴスが姿を現しました。そして、組織から持ち出された禁書。制御不能なこの禁書が北と南に分かれた剣士たちの関係に更なる変化をもたらします。
マスターロゴスの思惑は? 玲花の真意はどこにあるのか?
そして、再び飛羽真と立ち会うことに決めた尾上が背負う想いとは?
復讐に燃えるレジエルとそれを冷ややかに見つめるストリウス。
様々な想いと思惑を胸に物語が大きく動いていきます。

(文責・高橋一浩)

第23章あとがき

〜現場通信〜

23章「荒れ狂う、破壊の手。」ご視聴ありがとうございました。
飛羽真が求めずとも手に入れてしまった新たな「プリミティブドラゴン」。
それによって我を忘れて変身し暴走してしまうセイバーは、メギドをも圧倒し仲間の剣士たちも唖然としてしまうほど危険で強力な力でした。

ここまで飛羽真/セイバーを演じてきた内藤くんとスーツアクターの浅井さんにとっても「意識を乗っ取られて暴走してしまう」というのはとても難しい演技となったようです。
“無自覚”でありつつ「目の座った表情」「無表情での変身セリフ」や「荒れ狂うアクション」というのがいつもと違い、新たな表現方法を模索するいい機会となったようです。
今回の演出を担当してくださったのはセイバーの1章・2章とを撮り、劇場短編を経て本編に戻ってきてくれた柴﨑監督。

キャラクターの新しい一面をたくさん悩んで考えて来た内藤くんと浅井さんにとっては、お芝居を一度自由にさせてみて、それを伸ばしてくれる柴﨑監督の演出がタイミングよくハマったのかもしれません。

プリミティブに侵された状態での変身の際に首を触り骨を鳴らすような仕草や、火炎剣烈火の柄を逆手で抜刀する動きは内藤くんから出たアイディア。
新フォームのビジュアルを見て何か骨っぽい要素や、意識があるときの正しい所作とは違うということをお芝居に取り入れたいとの思いから提案してくれました。
それを見た柴﨑監督も「いいんじゃないか。」と納得して採用となりました。
セイバーのスーツアクターである浅井さんも、“意識がない”、“獰猛さ・危険さ”、“骨っぽいビジュアル”というキーワードテーマを念頭に置いて動きとアクションで表現してくれました。
さらにセイバーとなった後には上記の内藤くんが加えた首を鳴らしたり、無意識で剣を持つというエッセンスを変身後にも引き継ぎつつ、
剣の刃の部分を持ったりして、荒さや凶暴さをわかりやすく表現してくれました。

キャストとして考えてきたことを現場で自由に表現して、その有り無しは監督がしっかりと総合的に判断する。
そんなふうに監督とキャストの双方からの考えが混ざり合い出来上がったのが今回のキャラクター・新フォームと言えるでしょう。
演じるキャラクターの新しい一面が見えると、今まで見えていた面についても考え直すことがたくさんでてくるようで、「じゃあここのセリフは?」「この時の飛羽真の気持ちは…」とさらにいろんなことを考えて演じ始めてくれております。
劇中の飛羽真と同様にお芝居面や、ライダーチームの座長としても様々な苦難にぶつかる内藤くんですが、浅井さんと二人三脚でさらに飛躍してくれることに期待しましょう!


サウザンベースへ侵入では相馬圭祐さんがサウザンベースの衛兵として登場いたしました。

サウザンベース側の人物でありながらブックゲートのライドブックを開き、口数少なに飛羽真をなぜか禁書庫の方へと案内しておりました。
彼は一体何者で何が目的なのでしょうか??

そんな皆さんご存知の相馬さん。
シンケンジャーのときは追加戦士という枠で先に関係ができているキャスト陣と馴染めるかとても不安だったよう。
そして今回のセイバーでも同じく出来上がった関係の中、遅れて現場入りするので打ち解けられるか不安と話しておりました。
しかし初顔合わせとなった内藤くんとはすぐさまその現場のうちに仲良くなっており、わきあいあいとしている場面がありました。
さすがに10年以上経ったいまの経験値では案ずることもなかったようです(笑)

さてさてサウザンベースのいち衛兵を相馬さんに演じて頂いたということはもちろん!このまま、これだけのシーンで終わるはずがないと思うのですが…!?!?
今後の物語のキーマンとなる予感がするので視聴者の皆様にはぜひ要注意してほしい人物となります!

(文責・土井 健生)

■A forbidden book

ストリウスがサウザンベースから「禁書」を盗み出したあの不思議な部屋。
劇場版をご覧になった方は見覚えがあるのではないでしょうか。

そうです。ラストシーンで赤いローブの男が「破滅の本」を仕舞っていたあの場所です。

危険な本が数多く封印されていた言わば禁書庫とでも言うべき場所。
なぜそんな場所にストリウスが入れたのか。

そしてその「禁書」が持つ凄まじい力……

見るからに禍々しいその本に秘められた強大な力は、ストリウスですらまともに扱うことは叶わず。
しかしそれは神山飛羽真の手に渡ると、導かれるようにページがめくられ、その一通りを強制的に読ませると「プリミティブドラゴンワンダーライドブック」へと形を変えました。

プリミティブとは、「原初の。原始的な。」という意味です。

「原初の龍」とはいったいなんなのか。
ワンダーライドブックを取り込み、さらには変身者である飛羽真の意志すら奪い、暴走する強大な力。
そして刹那、垣間見えた少年は。

飛羽真はその力を手に何を想う。



〜不定期連載〜

■仮面ライダーセイバー巻末付録

このコーナーでは、仮面ライダーセイバーに関する知らなくても問題ない。
けれども知っているとさらに番組を楽しめる補足情報を語ってみたいと思います。

今回のテーマは「ノーザンベースとサウザンベース」です。

世界の均衡を守る秘密組織「ソードオブロゴス」。

飛羽真が始めに出会った新堂倫太郎はノーザンベース所属の剣士でした。
そして第9章より登場した神代玲花が所属するのはサウザンベース。

実はソードオブロゴスは長年に渡り、これら2つのベースにワンダーライドブックと聖剣を分散させて管理することで、全知全能の書の力が悪用されることを防いできました。
さらに、両ベースには結界が張られ、所属者が持つブックゲートによる転移接続でしか行き来ができないようになっています。
そのため、組織の存在そのものも世間からは秘匿され、およそ1000年の長きに渡って人知れず世界の均衡を守ってきたのです。

しかし、歴史とともにそれぞれのベースは違った役割を持つようになっていきました。

北極から地球の北半球を守護していたノーザンベースの役割は戦闘に特化した、言わば実行部隊です。

地球の陸地面積は南半球よりも北半球の方が多く、古来より文明も北半球を中心に発展してきました。そのためワンダーライドブックを巡る争いが起こりやすいのも自然、北半球。
そうして、ノーザンベースは聖剣を与えられた優秀な剣士が集う、前線基地となりました。
当然激しい戦いの中では、命を落とすもの、ケガをするものも多く、剣士の入れ替わりが激しいのが実情。
15年間失われていた火炎剣烈火が神山飛羽真によって持ち帰られたときソフィアが剣士として迎え入れたのも、そうした背景があった故かもしれません。


一方のサウザンベースは南極に位置し、地球の南半球を守護するとともに、組織の運営、意思決定が行われる中央組織としての役割を持っています。

その最たる理由は、第23章で初めてその姿を見せたソードオブロゴスの最高責任者、マスターロゴスが居を構えているベースであるためです。
マスターを中心に優秀な文人や賢者が集い、多くの書庫に知恵や歴史を蓄積しながら、長年に渡り組織を動かしているのです。
第16章で神代玲花の命令を受けた剣士たちがその指示に従わざるを得なかったのも、サウザンベース=マスターロゴスの指示という背景があったからでしょう。
また、ノーザンベースよりも多くの一般剣士を抱え、手厚い警備が敷かれているのも大きな特徴です。

さらに今回、サウザンベースの中にあるマスターロゴスの間が描かれました。
ここはマスターと剣士たちの謁見のための部屋。
剣士たちの多くがマスターの謁見を受け、世界の均衡を守るという使命をその心に宿します。
しかし、非常時にはマスターへの謁見が許されないこともあるなど、マスターロゴスは非常に崇高な存在として扱われているのです。

そんなマスターロゴスがストリウスと出会い、何を話したのか。

徐々に明らかになるソードオブロゴスの中で、上條大地の語った裏切り者とは一体誰なのか。
ますます盛り上がりを見せる『仮面ライダーセイバー』の物語。

ぜひ、お見逃しなきよう。

(文責・湊 陽祐)


今週のセリフ

禁書を開くと、巨大な手が飛羽真を包み、プリミティブドラゴンワンダーライドブックに変わった…!さらに、正気を失った飛羽真は勝手に仮面ライダーセイバー プリミティブドラゴンに変身し、暴走してしまう…!

最新情報

1. 2/28より東映特撮ファンクラブにてバスターのスピンオフが連載決定!

東映特撮ファンクラブ内の電子書籍として、
『別冊 仮面ライダーセイバー 萬画 仮面ライダーバスター』
第1話『最強の青春編①』が配信決定!

【あらすじ】
昭和の不良に憧れる喧嘩最強の高校生、尾上亮。しかし、幼馴染で生徒会長の桐谷晴香だけには頭が上がらない。そこには淡い恋心もあり…。そんなある日、大好物のコーラを買いに来ると、コーラは売り切れており、代わりに自販機の下に四角い物が落ちているのに気が付く。それは『玄武神話』のワンダーライドブックだった―。

公式コミカライズとして、仮面ライダーバスター/尾上亮の青春時代が明かされる!

詳しくはこちら!
TTFC【 http://tokusatsu-fc.jp

2. 東映特撮ファンクラブにてセイバーのショートアニメが配信中!

「仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE’S DAILY LIFE」に引き続き、「仮面ライダーセイバー」もショートアニメになって東映特撮ファンクラブ(TTFC)にて配信!
その名も

「別冊仮面ライダーセイバー短編活動萬画集」第1集「ダンス本番、その前に。」

第1話では話題のエンディングダンスの舞台裏が明らかに!?
さらに、第2集の予告ではメギドたちが英会話!?

詳しくはこちら!
TTFC【 http://tokusatsu-fc.jp

3. ウラ仮面ライダーセイバー編08幕!新春特別企画!粘土で2021年豊富を表現!

その名の通り、仮面ライダーの裏側にせまる突撃番組「ウラ仮面ライダー」!

今回は仮面ライダーセイバー編初のバラエティ企画!
『粘土で2021年の抱負を表現ウラ仮面!!』
飛羽真・芽依・ユーリが粘土で作る2021年の抱負。どんな作品、どんなタイトルになっているのか??
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仮面ライダーセイバー 神山飛羽真役/内藤秀一郎
須藤芽依役/川津明日香
仮面ライダー最光 ユーリ役/市川 知宏

MC オジンオズボーン篠宮暁
★Lウラ仮面は下記2サイトで配信中!
TTFC【 http://tokusatsu-fc.jp
TELASA【 https://www.videopass.jp/
※TELASAは最新話のみ/TTFCは過去全話配信
★完全版は下記2サイトで配信!
TTFC【 http://tokusatsu-fc.jp
TELASA【 https://www.videopass.jp/
※TELASAは最新話のみ/TTFCは過去全話配信


4. 1話2分でわかる!?仮面ライダーセイバー特別ダイジェスト映像が公開中!

第1部完結記念!
仮面ライダーセイバーダイジェスト映像がYoutubeにて公開中!!
これを見て、これまでの物語をおさらいしよう!

1〜5章




6〜10章



11〜15章

詳しくは下記をチェック!
テレビ朝日スーパーヒーロータイムチャンネル(YouTube)https://www.youtube.com/channel/UCu3dDwfoKuDqLKrWiFIHZIw
東映特撮YouTube Official https://www.youtube.com/user/TOEIcojp/
バンダイ公式チャンネル https://www.youtube.com/user/BandaiJP

5. OP&EDを収録した主題歌CDが発売中!

東京スカパラダイスオーケストラによる主題歌「ALMIGHTY~仮面の約束feat.川上洋平」、エンディングテーマ「仮面ライダーセイバー」をダブル収録したCDが発売中!

詳しくはこちら↓
https://www.kamen-rider-official.com/news_articles/954

6. 配信中!仮面ライダーセイバー 7大ライダー変身!必殺!特別増刊号!

これをみれば、「仮面ライダーセイバー」がわかる!
きみの好きな仮面ライダーをみつけよう!!

7. 配信中!仮面ライダーセイバー&ブレイズ&エスパーダ変身講座!

例年好評を博しているYoutube限定の変身講座!
今年はなんと、セイバー、ブレイズ、エスパーダの3ライダーがラインナップ!!

このムービーを見て、変身ポーズをマスターしよう!!