KAIJIN

けんせいびるげにあ剣聖ビルゲニア

登場作品
仮面ライダーBLACK
初登場回/初登場作品
第18話『剣聖ビルゲニア!!』(1988年2月7日放送)

■説明

暗黒結社「ゴルゴム」の支配者たる創世王に仕える、古代魚の特性を備えた改造人間。

南光太郎と秋月信彦が生まれる3万年前、創世王の器の条件である日食の日に誕生した。だが、その時は次期創世王を選定する時期ではなかったため、創世王の即位に必要なキングストーンは与えられなかった。これを不服として暴れまわった結果、創世王の怒りに触れて棺に閉じ込められてしまう。

そして時は流れ、世紀王ブラックサンが仮面ライダーBLACKを名乗りゴルゴムに反旗を翻すと、BLACK打倒のために封印が解かれ、現世へと蘇った。復活した当初の肌はモンゴロイドのような黄色であったが、やがて力を取り戻すと本来の白色へと変貌した。

傲慢不遜で利己的な性格をしており、卑怯な手を使うことも厭わず、味方であるはずの怪人も平然と捨て駒にする。過去の経緯もあって三神官とは折り合いが悪く、彼らの失敗を皮肉ったり、作戦を妨害することもあった。だが、時折武人のように高潔な振る舞いを見せることもあり、あまり悪としての芯は通っていない。

剣聖の異名通り、妖剣ビルセイバーと盾のビルテクターを用いた剣戟が得意。ビルセイバーを振るい、風速200mの突風を起こすダークストーム、剣からエネルギー波を発射するプレッシャーウェーブ、幻影を生み出して惑わすデモントリックといった多彩な技を行使する。このほかにも、相手の顔を写し取る「顔ぬすみの術」や、ビルセイバーを持った人間を操るといった能力ももつ。

キングストーンを奪って自らが世紀王となるため、BLACKに幾度となく戦いを挑んだ。勝利にあと一歩というところまで何度も追い込んだが、戦いを通じてのBLACKの成長もあって、やがて苦戦を強いられることが多くなる。

その後、創世王から本来は世紀王のみが持つことを許されるサタンサーベルを下賜された。以後はビルセイバーとの二刀流で戦い、剣を交差させて稲妻のような光線を放つ必殺技、サタンクロスを編み出した。

新たな力を得たことで一度はBLACKを打ち破り、その後の再戦でも互角の勝負を繰り広げるも、その間隙を突きもうひとりの世紀王、シャドームーンが誕生。用済みとなったビルゲニアはシャドームーンにサタンサーベルを奪われ、BLACKにも敗退。這々の体で逃げ帰ったゴルゴム神殿でシャドームーンと相対するも、サタンサーベルで一刀のもとに切り捨てられてしまう。そして、自分がシャドームーン誕生のために創世王に利用されていたことを悟ると、失意のまま消滅してしまった。


身長:198.0cm

体重:88.0kg

特色/力など:ビルセイバーとビルテクター、ダークストームを始めとした多彩な技の数々


演:吉田淳(よしだ・じゅん)

変身者

  • 倉持

関連人物

  • 南光太郎

  • 江上卓也

  • 江上の妻子

  • 黒松英臣

関連怪人

  • 創世王

  • 大神官ダロム

  • 大神官バラオム

  • 大神官ビシュム

  • クロネコ怪人

  • コピー人間

関連アイテム

  • サタンサーベル

  • ヘルシューター